2010年02月

2010年02月28日

脂肪率3%

というわけで、今回の旅のメインイベント

キリマンジャロRun走ってまいりました~

フルマラソンとハーフマラソンと別に
私が今回エントリーした5キロのFun Runがあるんですが
出る人種が明らかに違う・・・出発地点とナンバーの色だけじゃなくて!

森公美子を2倍にしたような豪快なおばちゃんや
赤ちゃんを連れた若いパパや、ビーチサンダルのお嬢さん
元気なお子様、鍛えているおじいちゃん、おそろいのTシャツで
出場するどっかの会社の人たち。ライオンの被り物を着た人とか
(彼は走ったのだろうか)
Fun Runというだけあって、楽しい空気です。
しかし出発地点に人がいすぎて、出発地点が2度ほど変わり
超なぁなぁで勝手に始まりました。
結構先頭にいたんですが、途中から横入りしてくる人とか
ショートカットしちゃう人とか「おいおいおい」な人がいっぱい(苦笑)
最初の2分で歩いてた人もいたし、まぁなんでもありなのが
Fun Runかと。
私?そりゃまじめに走りましたよ~こういうのは
誰かライバルがいるんじゃなくて自分がライバルだもの

というわけで27分でゴールしたんですが
最後の一キロ、本気できつかったわー
坂道だし。キリマンジャロ登山のゲートウェイだけあって
標高高いしね、ここ。いるだけで高地トレーニング。

私がゴールして10分しないで1時間前に出発していた
ハーフマラソンの一位の人が戻ってきたんだけれど
その脂肪のなさぶりと足の筋肉のつき方、体のばねの強さ
に目が釘付け!!同じ人類とは思えない・・・
すごい勢いで、頭がひょーと平行に動いて、
足が野生動物のように弾みをつけて大地を蹴るんだけれど、
いやもうDNAだか遺伝子だか、血だか、わかりませんが
彼が逆立ちしても、私が専門トレーナーつけて
毎日ほうれんそう食べてヴァーム飲んで、
10時間特訓しても勝てなさそう。

とりあえず、5キロでここまで疲れちゃうってのはまずいね。
これから2ヶ月後目標に10キロを軽く走れるようになって
8月には21キロ走れるようにがんばろう。
そう、8月の29日のビクトリア滝マラソン申し込んじゃいました。
もうこういうのは、目標を具体的にどんと設定するに限る!

くじけそうになったらあの脂肪率3%(推定)のタンザニア人選手の
アバターのナヴィ族ももびっくりの美しい体を
思い出すことにしよう。

それにしてもはるか322キロドライブして国境を越えて
出場費が2ドルってのも可笑しいし、それで走るのが5キロって。
なんかちょっとDoes’nt make senseな気もするけどw

ま、楽しかったのとInspiredしてもらえたのでいっか。
Tシャツももらったし(しかしXL・・・)

kili run







theatherofdigestion at 21:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 旅の記録 

2010年02月27日

猿の惑星

今日は4WDを借りて
マニャナ湖までサファリです。

safari lake manyana


アルーシャから2時間ドライブ、
タンザニア国境からの道のほうがよっぽどガタガタでした・・・
ソーダ湖のマニャナ湖は
いろんな種類の鳥や猿や象やいのししやキリンやカバ、
小さいながらもいろんな種類の動物が見られます。
特に猿の数がすごい。

ここは、猿の惑星か!

というくらいいっぱい猿がいます。いろんな種類の猿がいます。
人間よりたくさんいます。
赤ちゃんがおなかにへばりついてたり
お父さんがお尻をつきだしてお母さんと子供に蚤をとってもらったり
子猿がじゃれあってたり、いやされる~
いや、そんなに私疲れてないはずなんだけど。

ガイドさんがとっても博識な人で
すごく有益なサファリでした。

象が右利きか左利きかどうやってわかるか?
ー象の牙が短いほうがよくつかっているから利き腕(というのか)
アフリカ象はオスもメスも牙があるけれど、
インド象はオスにしか牙がないとか
象は人間の耳には聞こえないイントラサウンド(?)というのがあって
10キロ離れた先でもコミュニケーションがとれる、とか
年間で一番人を殺しているのは、かばである、とか

へー!という自然のネタがたくさん。楽しかったー

天気もよくて、緑も鮮やかで、風が冷たくて
とっても気持ちのよい一日でした。

カメラのバッテリーが切れかけてて(チャージし忘れた)
ピンボケの写真ばっかりだったのが残念!!あーあー

take my leg!

私の脚の蚤をお取り!の図





theatherofdigestion at 22:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 旅の記録 

2010年02月26日

タンザニア道中膝栗毛

というわけで金曜日の午後に
タンザニアに出発。

ナイロビの渋滞に巻き込まれ、
煽るマタトゥ(小型バス)を避けたら別の道にいってしまい、
行く前に相当時間を消費・・・
ケニア国境からアルーシャ(タンザニア)の道って
舗装されていない、しかも工事中の土道で
4WDでないカローラだと飛ぶ飛ぶ。

途中ケニア国境直前で後輪がパンクし
タンザニアのイミグレでは
タジキスタンのパスポートを持つ同僚が
昨年ザンジバルに行ったときは
問題なかったらしいんだけれど
今回、国境でタジキスタンが
「あらかじめビザを取得しておかねばならない(危険な)国リスト」に
はいっていて、(あーれー)
「彼はテロリストじゃなくて国連職員ですから!」と
交渉すること30分。
予想以上に時間がかかりまして
タンザニアに入ったらもう真っ暗!

しかも街灯ないし、いたるところで工事中で
この旅行のために買ったカーナビも

「衛星がみつかりません」

とかって途中でいきなり表示が消えたりする。
道路走ってるのに、カーナビ画面だと
道路じゃないところを走っていたりとか。
途中、世紀末か!?ってな大雨に合い
上からじゃなくて、前から雨が降ってくるという
摩訶不思議な空間を爆走し、
15分くらいその大雨の中をドライブしてきたら
ある地点で「はた」と大雨停止。
じわじわ止んで来るんじゃなくて、
いきなり、ぱたっと。
雲の切れ間にきたらしい。
いくらちゃんとたらちゃんに教えてあげたい
雨と雨じゃない境。

で、タンザニア側、もう暗いからなのか
警察のチェックポイントがかなりあって
車のトランクあけられたりとか
荷物チェック受けたりとか厳重なんだわー。
荷物開けられて、おせんべいと香水しか入ってなくて
苦笑されたりとか。
で、制服警官のチェックポイントから2キロもしないところで
私服(ジャージでサンダル)でAK47をもった
人相のあんまりよくないでかいおにいちゃんが

止まれ

の合図を出してきたのだけれど
Y(←本職セキュリティーオフィサー)が
「彼は武装勢力だから、止まる必要ないな」ということで
一旦静止のふりして、車を止めずに運転続行。

「タンザニアに武装勢力なんてあるの?」
というごもっともな質問をなげかけたところ
その武装勢力らしき人たちを乗せたでっかいランドローバーが
追いかけてくることに気がついた。ひょー

すわ!これはカーチェイスか!

ということはなく、窓からAK47出してる怖いお兄さんを
敵に回すわけにはいかないので、素直に停止。

「君たちが制服をきていないから、警察だと思わなかったんだよ。
ごめんよー」の一点張りで、難なく解放。
しかし、追いかけられてる車からAK47が出ているのをみたときは
ひやーとしましたよ。いや本当に。

というわけでアルーシャ到着夜の10時。所要7時間。
深夜のドライブは怖いねぇ。とりあえずなんもないところで
タイヤパンクしないでよかったよ。

ということで、消化物展示場@ソマリア
最近かなり看板に偽りあり、ですが、
ソマリアに入れない週末に、タンザニアで
サファリ&キリマンジャロランに参加するのが今回の旅程。
旅は道連れ世は情けチームは
エジプト人のYとA。←同居人
タジキスタン人のS。←同僚

ハッピーターンを食べながら
歌を歌いながら、私服警官に追っかけられ
大雨に煽られ、そしていきなりやみ、パンクしたり、迷ったり
なかなか愉快な「行き」でした。

サファリとキリマンジャロRunに関しては
また別に書きます。


theatherofdigestion at 23:22|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 旅の記録 

2010年02月25日

その頭脳と努力を他のところに使ったらどうなんだ

電脳陰謀社会の今ですから
まぁ毎週のように詐欺メールはくるわけです。
ナイジェリアのNational bankに凍結されている隠し資金があって
それを申請してくれたらナントカMillionダラーを差し上げる、とか
未亡人マリアですが、亡き主人が残してくれている遺産が
あるのだけれど意地悪な親戚に横取りされるくらいだったら
信頼できるあなたにあげたい、とか
主婦の友ネットでは、女性会員が増加中で、
男性が足りてませんので特別ご招待、とか。
だいたいは斜め45度読みして即ゴミ箱なわけですが
ちょっとひっかかりかけたのがきました。

「人の役にたてるのなら!」とか
「男性芸能人って誰!?」みたいな
ハートのソフトスポットをつくなかなか巧妙な手口です。
ナイジェリアの隠し遺産には心が動かなくても(話遠すぎるし)、
これだとひっかかる人いそうですね。
まぁ私、男性芸能人なんて興味ないしなー
水谷豊とジョージクルーニーなら話してみたいけど。←ネタです

とりあえず最初にMIXI経由できたメールをこぴぺ
(ネットに載ってるのと全くおんなじ内容)

******引用開始

なかなか絡めていなくてすみません。。。

実は私、仕事が芸能関係で、
某男性タレントとかのマネージャーやってるんです。

今メッセさせてもらったのはタレント本人の希望で
どうしてもお話したいと‥。

もしよろしければ少しお時間いただけませんか?

本人は最近まではテレビや取材、雑誌の特集などで
忙しく、私から見ても精神的に疲れてるようで・・
 お恥ずかしい話、私では彼をケアできなくて…
ここまで心を閉ざすのは初めてなんです。

急なお願いになりますが、彼を助けてあげてはくれませんか?
実は本人と一緒にマイミクさんのページとかを見ていたら、
何か感じる所があったらしく、メッセをしておいてくれないか、
と言われました。

ニックネームにも何か惹かれるものがあったようです。
私はマネージャーとしてどうにか彼を支えたいと思い、
事務所に内緒で彼の要望に答えてあげようと思ったのですが、
結局は事務所にばれてしまいました。

当然のことですが、本人がネット上で
一般の方に連絡をするようなことは固く禁じられています。
そのため、本人はプライベートでMIXIに登録すらすることが
出来ません。 

milk82@ezweb.ne.jp ←晒してしまうぞ

ここにメールをしてもらってもいいですか?
本人と連絡が取れるように致します。

わたしのこのMIXIは事務所から見られてしまうので、
今送ってるこのメッセの履歴とかを見られる前に退会をしてしまいます。

そうするともうこのMIXIで連絡を取る事が出来なくなってしまうため、
メッセでお返事頂いても私からお返事は返せませんし
本人の名前を記録に残るメッセで送ることも出来ないのです。

(名前をネット上で公表したりしてしまった日には
あっさりクビになっちゃいます><)

もちろん、これは私と本人からの一方的なお願いになりますので、
色々なご事情で彼と連絡を取って頂くことが
ご無理であれば仕方ありません。

このままメッセージを削除して頂ければ
こちらから二度と送ることもありませんし、連絡等一切行いません。

でも、来てくれる事を待っています。彼を助けてください。

 

それでは、私はこれでMIXIを退会致します。

友達にして頂いていたのは本当にうれしかったです。
メールを頂く事がご無理であれば
これでお別れになってしまいますが、
また、お会い出来る機会があれば幸いです。

それでは。

*******引用終わり

というわけで、ね?丁寧な語り口といい
なんか助けてあげないとな?とか思っちゃう人いても
不思議じゃないよね?

というわけで人のよいMioさんは
仕事終わってからノコノコと
メールをしたためる由

******
MIXIのメッセージを読んで(正直に言いますよ~)
1.これは新手の詐欺では?という思いが50%
2.もしかして本当に困っているのかもという思いが50%

でも、別にその男性タレントとやらが
誰でも私は構わないので、
別に彼の名前や所属をいわなくていいですし、
直接メッセージいただければ、
何か伝えられることがあれば
お返事書きます。

ということで、Genuineなものであれば、喜んでお手伝いします。
ではでは
******

そしたら秒速で返事きました。

******引用

連絡くれたんですね!ありがとうございます!
今回は突然のお願いでメールをしてしまってすいませんでした。

色々な事情があり今回のお願いになったのですが、
本人はあなたと連絡を取れることを心待ちにしております。
この後は直接本人とやり取りをして頂きたく思いますので、
本人が登録をしているSNSのURLをお知らせします。
本人のメールアドレスは事務所にて厳重に管理されており、
私が直接教えてしまうと大問題になってしまう為、
SNSで直接本人から聞いて頂きやり取りをして下さい。

この携帯は今回のご連絡を事務所にばれないようにする為に
一時的に使用していますので、今回限りの利用とさせて頂きます。
私自身もこの後このメールで連絡をする事は出来ませんが
ご了承下さいませ。

URLはhttp://yyXXXX-X.com/9952/になります。
(Mio注*変えてます)

業界の人が多く登録しているSNSなので、
一般の方にはなじみが薄いかもしれませんが
何卒よろしくお願い致します。

************引用終わり

あ、怪しすぎる・・・

というわけで
「芸能人 マネージャー 詐欺」で
ぐぐったら←もっとはやくぐぐれよ
出てくる、出てくる・・・

読んでたら、クレジットカード制限ぎりぎりまでだしちゃってたり
○○万円払い込んじゃってる人も。なんていうか
ちょっとずつ課金システムなので雪だるま式に膨れ上がるんだね。
しかしまぁよくわからんサイトでクレジットカードの内容
いれちゃうってのもNaiveすぎると思うんだが。
怖い怖い!

というわけで、みなさんも良心と好奇心につけこんで
お金をむしりとろうとする輩にお気をつけください。
ってか、その詐欺行為に使う
頭脳と努力と時間を他のところに使ったらいいのに、
と長々とブログを書いている私が言う(笑)




theatherofdigestion at 21:24|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 社会を斬る! 

2010年02月24日

徒然俊足

というわけでソマリアの状況が全く芳しくないので
上の人が私たちをナイロビに拘留することを決めた由。

心は今もソマリアですが、郷愁っつーより
あーあ、いつまで戦い続けるんだろう彼らは-という傍観者な自分。
だって、ほら私が行って啓蒙するわけにはいかないし、
自分の国を立て直すための
「雨降って(←今ココ)地固まる」なはずなんだよね。
まぁもう20年降り続く大雨で雷とか手裏剣とか砲弾とか
いろんなものが降ってるからそう簡単に固まりそうにないんだけれど。
というわけで私がナイロビで何をやっているかという近況報告。

1.仕事関係 
-ソマリアに”入れたら”何を配給するか決める取らぬ狸の皮算用
-ソマリアに”入れたら”実行する事業のたぬき計画書作成
-ソマリアにいるスタッフの給料やら手当ての計算と承認
-ソマリアにいるスタッフから頼まれる物品調達。おつかい
-昨年から提出されていないカウンターパートのレポートの催促
-昨年提出されたんだけれど、全然つじつまがあってない
  レポートの修正 
-その他各種問い合わせ、苦情対応(カスタマーサービス)

2.プライベート 
-家の引越し。庭のあるでっかい一軒家を
  エジプト人のおじさま3人とシェア 
-歌のレッスン開始。プロのボーカルレッスンを受け始める。  
 といってもまだIntroductionだけで、彼女と一緒に  
 バーやらレストランでライブめぐりをして、本格レッスン開始は  
 来週から。今年中にステージで歌って喝采をうけるのが目標。 
-8月末にハーフマラソン出場決定(というか申し込み)、  
 今週末はキリマンジャロのふもとでFun run(たった5キロ)出場予定。 -ゴールドペーパードライバーからの脱出。  
 タンザニアに行くときに、5年ぶりのドライブという暴挙に出る予定。 
 私が乗れる車は3月にモンバサに到着予定。 
-3月に友人の結婚式でパキスタンに行く 
-自炊がかなり楽しい。  
 グラタンでもパエリアでもラザーニャでもどんどん作っちゃう。  
 昨日作ったのはゴーヤチャンプルー。将来小料理屋を開けるレベルの
 料理の腕にする。予定ないけど。 
-体を鍛える。  
 今更レベルMAXなビリーズブーツキャンプと同じビリーによる
 TAEBOを500円弱で購入し、一日置きに、ビリーズキャンプ。  
 走るのはビリーズキャンプをやらないとき。
 今は5キロと上半身の筋トレ。肌の調子もすごくいいし、とっても健康。 
 マラリア蚊もいないしな。

というわけで、まぁソマリアに入れてませんが生活はそれなりに充実。
やりたいことがいくらでも沸いてくるんだけれどとにかく、
素の自分のクオリティをあげるべく食生活と運動には
気を配るのと楽しいことをしっかり生活に組み入れる。
世界のどこにいても、人生のどのステージにいても
それって基本スタンスであるべき。

今を犠牲にして、未来のために生きてはいけません。
今をしっかり楽しく生きると、素敵な未来が勝手に広がっていくから。
というわけで、今日から新しいおうちなんだけど
スモークサーモンをチルドにおいてきちゃったから取りに帰んなきゃ。
←相変わらず無駄と忘れ物の多い人生・・・

つれづれなるままでいいんだけれど、スピードとクオリティを
あげていけばたくさんのことができるのだ!



theatherofdigestion at 21:35|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 衣食住 

2010年02月20日

食べるために生きるな 生きるために食べろ

朝8時に起きて、
セロリ、じゃがいも、にんじん、ブロッコリ、たまねぎ
にんにく、コリアンダ、マッシュルーム、チリ、しょうが
10種類の野菜を切って炒めて、シーソルト加えて
コトコト煮ること20分。
カレーのルーを入れて、しょうゆとクリームで味を調えて
カレー野菜スープのできあがり。

煮ている間に、しわしわになりかけの大根を
薄切りして、にんにくとしょうがとコリアンダと
しょうゆとごま油と塩と胡椒で和えて
重石を乗せておく。一日の終わりには
ちゃんとこれで漬物になっている。

今週は2日、外食した以外はずっと自炊。

フレッシュなバジルを手に入れて
にんにくとともにひたすらみじんぎり。
(フードプロセッサがあると早いんだけれど、
どっかにパッキングしたままなんだわ)
オリーブオイルと塩をシンプルに加えて
ゆでたてのパスタにからめれば
新鮮なパスタジャノベーゼのできあがり。
バジルが新鮮だから
とってもおいしいパスタになる。

アボガド、たまねぎ、にんにく、塩、ライムで
ディップを作ったろ。
野菜をひたすらみじんぎりにして炒めて
ごはんとブイヨンとともにおなべにポン。
20分経つとちゃんとピラフになる。
チャーハンよりもごはんがふかふかで
野菜のエキスがしっかりしみこんでおいしい。

野菜の種類も多いし、産地直送で鮮度もばつぐんだから
ナイロビにいると自炊するのが全く苦にならない。
何より、野菜に向かって包丁を動かしていると
アルファー波でてるんじゃないか?と思うくらい
リラックスするしああ、あれ作ってみようと思ったら
Cookpadでもネット検索でも
瞬時でできる。重い料理本を持ち歩かなくていいし、
なんせ、料理ってのは、マニュアルじゃなくて愛だから(ほんとよ!)
感性とインスピレーションで
適当に作ってもどうにかなるものなのだ。
お菓子なんかはそれだと無理だけどね。
適当にスポンジケーキ作ったら、超硬くてびっくり。
(これはソマリアでの話)

私は家庭的であるのだ!とアピールするわけじゃなくて
料理ってのはとてもクリエイティブで楽しいことだから
好きなのだ。
クリエイティブじゃないし、楽しくないから片付けは嫌いだしね
←別にアピールしなくていいか

今日はこれから友達と外ランチで、その後に
同僚のHouse warming Partyがあるのだけれど
早めに帰宅して、今朝作ったお漬物を食べながら
ビールを飲むのだーきゃー楽しみ~←おやじ

ナイロビにいる間に「普通の生活」クオリティを
どんどんあげていく予定。
切れる包丁日本から買ってこないとなー

どっかで聞いた言葉だけれど
食べるために生きるな、生きるために食べろ、なのです。
人生の、一日のパワーの源になる
食べることをおろそかにしていてはだめ、
せっかく食べるなら
おいしいものを、楽しく食べないと。



theatherofdigestion at 19:33|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 衣食住 

2010年02月19日

批判文化一蹴

外部から今の日本社会を覗いていると
ドロドロした生っぽい自らの不満や不安を
投影だか反射だかしている、どす黒い悪意が透けて見える。
なんでこんなに病んでいる人とか怒りを内包している人が多いんだろう?
意見をいうのはいいんだけれど、愛に欠けている。


批判なり風刺だったりってのはヨーロッパのほうが本場(?)だし
そうやって強く自己主張することによって、弱いものを蹴落として
間違ったものを排除して、生き延びていくのは世知辛い資本主義、
競争原理が広がる今世ではよくあることだけれど、なんていうか、
顔と名前を出して、堂々と批判したり、
物事がプラスに変わるような建設的な提言ではなくて
ネット上で、メディアで、周りの騒ぎに便乗して
炎上する空間に喜び勇んで言論火炎瓶とか文句石を投げちゃう
(自分が批判されることのないよう)
周りの空気にしたがって
ついでに自分の不満を爆発させたい人がたくさんいる。

テレビの評論家だってたいして感心しないけれど
批判をすることで(そしてそれに支持をうけて)ごはんを食べている人には
「それが仕事なのね」で納得できるとして
2ちゃんにしても、読売小町にしても、
MIXIやらブログにしても
私みたいな普通の人たちが、たくさん「なんでそんなに他人のことで
負のエネルギーを巻き散らすかな」と思ってしまう。
炎上が炎上を呼ぶ。

政治家の腐敗とか社会のシステムを悪用する人たちとか
そういうこと・人にはまっとうに怒っていいんだけれど
そうじゃない瑣末なことに、
みんなも怒っているから”僕も私もと
正義の鉄拳をくだすチームに喜んで入りたがる人たち。
むしろまっとうなことには怒らないで、どうでもいい
安全なことだけに
参加している気すらする。

批判される自分を批判されるのがいやだから大勢の中に混じって、
安心してアイデンティティを確立した気分になる。

若気の至りで誘拐されて不幸にして殺されてしまったイラクでの
若者バックパッカーへの批判しかり、ハイチへの千羽鶴騒動しかり、
本来の本人の実力とは違うところで
叩かれすぎてるスノーボードの若造しかり。
ソマリアにいったアグネスチャンを批判する人しかり。

なんていうか、なんでこんなに怒りたくて、文句をいいたくて、
他人を正したくてたまらない人がいっぱいいるんだろう。

自分の子供だったり、同僚や友人で、不便をこうむるのであれば
心からのアドバイスをすべきだけれど
赤の他人の価値観の違いを正すことはできない。
それって、ただのいじめだよ?

やらない偽善より、やる偽善。 私はそれでいいと思う。

偽善であることが悪いのではなくてやっている中で、
本当に役にたつことが見えてきたり、関係している人たちが
成長する機会があることもきっとある。
そしてそのとき直接役にたたなくても受けた感謝と学んだ教訓を
次の機会に生かせばいい、そうやって若者って大人になっていくものでしょう?
大人がにがにがしく「今の若者は・・・」と次の世代をみるのは
まぁ今に始まったことではないけれどなんもしていない若者が、
ちょっと勢いがよすぎてもしかしてちょっと考えが足りなかったかもしれな

同世代をけちょんけちょんに批判して薄汚い言葉を投げているのをみていると
なんだかとっても悲しくなる。

ルール違反とは全く違う、ただの価値観のおしつけ
そして何かがんばってやろうとしている人を嘲笑したり足をひっぱったりする傾向

国際社会でこんなに評価されている日本なのに
私は下方に渦巻く得体のしれないヘドロにひんやりする。

それってメディアがかなり扇動している部分も多いなぁと最近思う。
掲示板で勝手に内輪で盛り上がっている分にはいいんですよ、何をいっても。
究極のところ。それはそういう場所なのだから。若者が集まって路地裏で
話している放課後のひとときに、他人がのこのこ出て行って
「おまえたちは間違っている」っていってもしょうがないのと同じように。

しかし薄ら寒いのはそういうアングラ言論空間で吐き出された
匿名の不満副産物を「世論の総評」みたいな形で
得意気に引用してそして世の中に批判の空気を作ろうとする
3流メディア。
(全てのメディアを一緒くたに批判しているわけではないですよ)

昨日あまりにひどい記事があったんで思わずコメントをしてしまったのだけれど、
ジャーナリストを自称するのであれば情報の信用性に疑問がある
参加型
Wikipidiaを引用したり 2チャンからさもそれが世の中の一般の
考え方であるように書いたりするのておかしいと思わないのかね。


本当に、情報はたくさん手に入るようになったけれど
どうでもいい情報をたくさんいれてもしょうがないということ。
メディアリテラシーをちゃんと磨かないとと思わせる今日この頃。


これがそのお粗末な記事↓
”ソマリアにいかないアグネス。韓国に行って「北朝鮮に行ってきました」というようなもの”
http://news.livedoor.com/article/detail/4608895/

というわけで批判をする人を批判する私も
もしかして同じ穴の狢なのかもですが、
とりあえず私は批判をするのなら群れをなさないで、
一匹むじなであろうかな、と。
なんていうかメディアのあり方一考と傍観者のメモとして書いてみました。

ご清聴ありがとうございましたー。



theatherofdigestion at 23:49|PermalinkComments(8)TrackBack(0) 社会を斬る! 

2010年02月18日

人生におけるオノ・ヨーコ

Thank you Yoko Ono!というメールが来た、
そして奇しくも今日が彼女の77歳のBDだという。

オノ・ヨーコの奇抜なパフォーマンスにも
夜でもかけちゃうサングラスにも
保守的な日本目線から見るとちとToo muchな
芸術性にも特に共感はしないのだけれど
でも、すごい人だってのはわかる。
あの激動時代に生きた、
アバンギャルドで先駆的な日本女性として。
あのジョン・レノンが心から愛した女性として。

さて、でなんでオノ・ヨーコありがとうなのかというと
そしてそれが私が先週土曜日に大喧嘩して
関係が修復しないまま出てきた彼からのメールであるのだけれど、
この4日、私はずーっと沈黙を保って

これから私はどうしたいのだろう、ということを考えていたのだ。

まぁなんとかのけんかは犬も食わないくらいだし
別に詳細をブログにアップする必要も全くないからしないけど、
とにかく2年間続いてきた関係が
あのマイナス20度の土曜日の夜に、Breakupしたという事実を
意外に衝撃的でなく受け止めながら、
会わないまま帰ってきて、
次の日には「ごめんあれは間違いだったやり直そう」という彼と
果たして修復するべきか、次に向かっていくべきかという命題に
熟考5日間。2年付き合ってきた関係を終わらせるって
すごいエネルギーいるなんだけれど、
これから関係を続けるのもすごくエネルギーがいることで
別にエネルギー消費量を比較するばいいわけじゃないから
いろんなシナリオを考えながら沈黙を続けたきた一週間。

何人かの近しい友に「果たして私たちは別れるべきか否か」という
相談をもちかけてみたものの、
私のぶっとんだ女友達は
「そんな男捨てちゃいなさい。次!次!」といういつものノリだし
(そうやって今まできてしまったからなー)
私の親愛なる男友達も
「要は君がどうしたいのかなんだよね」という
100%正論すぎて、温かい涙が出るけど←比喩
なーんにも役に立たないアドバイスをくれる。
いや、一緒にいてもらうということが大事なのであって
実はアドバイスの内容が劇的に何か自分に決断にさせる
(下手な英訳のような文章である)とは実は私も思ってない。

役立たなさ度としては目くそ鼻くその相性占いをとっかえひっかえ
夜中にネットで延々とやってしまったり、
オフィスから帰るときの対向車の20車目が
奇数だったら別れる!偶数だったら続ける!
とかそんなしょうもない賭けをしてみたり、
とにかくまぁ非生産的な思考に脳みそを裏返しながら
すごしてきたわけですがそんなときに
Hちゃんの「運命の人なんていない」という日記を読んで
私は、心からウロコが落ちてしまったのですよ。

そのHちゃんの日記の中に、彼女の気づきの
「運命の人なんていない」という結論のきっかけになったのが
オノ・ヨーコの

愛情は10年かけて育てていくものよ

という一言だったという記述。
「運命の人かどうかなんて関係ない。
というか1年や2年そこらでわかるもんじゃない」
という若い彼女のまっすぐな言葉がぽーんと心を貫いたの。
本当に今の私に必要だったのは、この言葉。

彼女(オノ・ヨーコじゃなくてHちゃん)の感受性とか文章力って昔から
キラキラ光るものがあって、地味~に普段の言動を
注目しているわけだけれど、今回のは
タイムリーにリアルにぐさっときました。

というわけで、5日間の重い沈黙をやぶり
オノ・ヨーコの言葉を引用しつつ、そうか
愛というのはみつけるものではなくて、育てていくものかと
自分に納得しながら彼にメールを書いたら

Thanks Ono Yoko! It will be her birthday today.

という彼の喜び爆発(←かわいいやつなのだ)メールが届いた由。

そうやっていくつもの危機を乗り越えながら
(それにしても今度のは特大だったなぁ)
10年かけて育てるもののまだ20%しか到達していないという
事実にクラクラしながら、でも今度はけんかしても
ビール瓶は投げないようにしようと誓った私なのだ。

オノ・ヨーコに、そしてHちゃんの言葉によって
人生の風向きが変わったそんな一日。

オノさん、お誕生日おめでとう。
Hちゃん、早く元気になってね。どうもありがとう。



theatherofdigestion at 20:27|PermalinkComments(6)TrackBack(0) ワタクシゴト 

2010年02月13日

飛べない豚はただの豚だ

というわけでスノボ合宿終了しました。押忍。
いやしかしあれだね、ベアーズタウンスキー場(懐かしい)で
初めてやった小6のスキーのときは
曲がれないまま直滑降で、一日の終わりには山の上から
滑り降りた(落ちた)もんだけど、
大人になって、痛みを恐れるのか、恐れを覚えたのか
とにかく無茶ができなくなった。

それでもまぁとにかく朝から雪山に出て
ひじやらひざやらお尻やら相当青あざ作って
とにかく上級者コースなんかいってみて、
上からがーんと飛ばせない自分がいて
ああ、小6の時はとにかくスピードが楽しくて
がんがんやれたなぁと、大昔のことを振り返ってみたり。

体で覚えるスポーツは
とにかく体が無意識に反応するレベルにもっていくまでに
痛みを避けて通ることはできないわけだけれど
スノボ4回目にしてやっとバックが安定してきた。
かかとで止まるのはいいんですよ、スピードも相当だせるし
でも斜面側で、つま先で止まろうとするとバランスが崩れるの。
上半身と下半身がつながってない。

夜スキーでも、10歳くらいのちびっこが
スキーやスノボで、360度空中回転してみたり
足を大きくあげてみたり
とにかく無邪気に大技をどんどん雪山で広げるなかで
モクモクとスノーパークの横の地味なスロープで
練習をするワタクシ。

休暇だから楽しめばいいんだけれど
楽しいってのは、ただラクチンなことだけするわけじゃないのだ。
一週間終わったときに、「これができるようになった」という
小さな達成を積み重ねて、大きくなっていくのは
お子様だけじゃない。

しかしマイナス25度になるここで
温泉はおろかお風呂がないというのはとても残念!!
こう、がんばりぬいたあとに
あったかいお湯に入りたい~

オレンジジュースに砂糖をガンガン加えて
シナモンと適当なフルーツをお鍋にかけて
沸騰したところでAbsolute votkaを注ぐという
ホットウォッカがマイブーム。





theatherofdigestion at 22:28|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 旅の記録 

2010年02月06日

本日をもちまして

Early 30sが終わりました。
35がアラフォーってのはアバウトすぎると思うんですが
どちらにしても別に年をとるってことは
怖いことではないですね。
藤原紀香よろしく「はやく40になりたい」とまでは思いませんけど。

年をとるのがいやではないんだが
老けるのは困る。

あら、朝起きたら分け目から白髪が!とか
この前あったばかりの人の名前が思い出せないとか
5時までパーティやると肌のくすみがやばいとか

そういう物理的なディテールで
ひっかかりますが
でも、この年までありがたく生きながらえて
やりたい仕事ができ
これからもっとやりたいことがあり
素敵な人たちに囲まれ
楽しみな未来がある
というWho I am nowに心から感謝できるありがたい今日に、
日本にいる両親に花を贈りました。

父と母があっての、私。ありがとう。

そして、本日の誕生日パーティー

10キロ肉のシャワルマ(串焼きの肉がぐるぐるまわるやつ)を
シェフと機械とともに借り出して
寿司250個と
サラダ3種類と
アルコール各種で

ユスフの家でパーティをやったんですが
子供からボスまで
中東陣はシシャやりーの
家の中では中国人のカップルの子供と
アイボリーコースト・カナダのカップルの子供たちが
風船で遊びまわり
庭にろうそくをつけて
国籍年代ばらばらの50人近くが
出たり入ったり、
最終チームは朝の5時まで
音楽大音量で踊り、やぎの皮をかぶり
人生について語り、
ケーキも食べ、プレゼントももらい
例年いるフィールドだと、誰も知らない場所に地味にか、
もしくはいつもの人に囲まれて雑多に
ひたすら飲むことになるんだけれど
今年はカラフルでとっても楽しいバースデーでした。

なんかね、パーティの途中でふと
ああ、私はこの年まで生きてきて
これだけの友人に恵まれて
いろんな経験させてもらえて

ああ、幸せだなー

となんか人の中で素で1人で感動中。
誕生日の基本は
生きていることに感謝して、幸せをかみしめること、
これですね。

自分がたくさん幸せをもらえたら
たくさんの人に幸せをわけたいと
心から思うから誕生日にはちゃんと立ち居地を確認して
関係者各位に感謝する(そしてプレゼントをもらう笑)

私の小さい友達(10歳)のくれたカードには

みお、30歳の誕生日おめでとう!

とあって、とっても心が温まりました。
というわけで、
年は重ねて知恵と経験がどんどんついてくるはずなんですが
今年も「見かけは28歳」を維持すべくがんばる由。

というわけで2010年2月6日明けはたくさんの人に囲まれて迎え
今日はこれからまた別のBBQ(友達主催)に参加してから

パリに旅立ちます。

誕生日の夜にパリってかっこよくないですか。(これが言いたくて)
来週はお誕生日おめでとう週でお休みをとらせていただきまして
ノルウェイに行ってまいります。





theatherofdigestion at 11:18|PermalinkComments(7)TrackBack(0)