2008年11月

2008年11月29日

Prison break序章

先日の爆発ですが

Assassinators(暗殺者)の仕業である」

とのこと。
暗殺者って19世紀のロシアで絶滅したと思っていました。←ウソ
海賊ってのが、現役で(大)活躍しているのも
ソマリア来てから初めて知ったし(いや、でも船の仕事をしていたとき
”海賊対策”で夜ドアを完全に閉めたことはあったけど)

緊張感が軽く漂う11月の末日ではありますが
こういうときに
じたばたすることはありません。

電話とミーティングの合間をぬって
私をお姫様扱いするユスフとやりあったりしつつ
基本的に、いつもとおんなじです。
パッキングは終えました。
いざというときに日本に帰ってもよいように
冬服もちゃんとはいってます力こぶ
パスポートもまゆペンもちゃんと所定の位置に。

今日は土曜日なので、マイテントに
地元のビューティシャンを呼んで
ソマリア女性の必須おしゃれヘナをやりました。

気分はPrison Break のマイケルであります。
あの賢い顔立ちと男気と無駄のないやくざな体型が
私の偏狭ストライクゾーンのど真ん中ドキドキ小

先日ナイロビでPrison Breakのシーズン1・2・3の
DVDをセットで買ったので篭城生活もOKです。
LOSTのシーズン3を買いそびれたので
しばらくはマイケルづくし。

4cc2b331.jpg

できあがりは日本人的には結構ぎょっとしますが、
ソマリア人の皆様には「美しい!」と大評判。


at 22:43|PermalinkComments(0) 衣食住 

2008年11月28日

鹿じゃなくてウシ科らしい

生活の潤いDikdikのリオくんですが
すっかり慣れてやんちゃ坊主になってます。
デジカメのストラップとか、電子機器のコードとか
私の爪とかトランクの取っ手部分とかなんでも口にいれてみたいお年頃。

小鹿だと思ってたんだけど
調べてみたら、Dikdikってのは
偶蹄目ウシ科アンテロープ亜科ローヤルアンテロープ族
ディックディック属。長いな。
ローヤルアンテロープ族、って貴族かい。
臭覚が人間の70倍とかで、鼻が伸びる。
鼻の部分がぷよぷよして、ミルクを飲むときには
鼻の穴が拡大します。

fde537af.jpg

すごい勢いで動くので、写真をとってもいつもぶれる(笑)
テントに帰るとぴょこぴょこでてきて、
私が椅子に座るとちょこんと前足をおいてミルクをせがむ。
ユスフのテントがとなりにあるんだけど、
なぜかユスフのMessengerに着信があると
驚異的な勢いで彼のテントに向かう。
私のテントでミルクをもらい、彼のテントの前でトイレ(笑)
賢いんだわ・・・ユスフがテントのファスナーを閉じてないと
テントにはいってタオルの上でちょこんとお昼寝したりしている。
ちゃんと生活範囲が決まってるんだよ、教えてないのに。

7051e0dd.jpg

最近の仲良しは、Leoくん。
床に出しておくと1時間でも2時間でも一緒に遊んでます。
普段は棚にいれてるんだけど、たてがみをひっぱりだして
遊ぼうとするの。Leoのたてがみがどうやら好きらしい。



at 20:24|PermalinkComments(0) 衣食住 

2008年11月27日

爆弾攻撃

ソマリアに戻ってきました。
滑走路で乗ってきた飛行機が飛び立つのを
確認しているときにオフィスのある方向から

ドッドドーン

というすごい爆発音が響き、数百メートル先から
大きな黒い煙がモクモクと。

「ありゃー爆弾だ!!」

うちのICTとロジのスタッフを乗せた車が
先に出発していたので一瞬心臓が止まりました。

結局うちのスタッフも車も大丈夫だったのですが
車が通ったあとすぐに爆発した
明らかに私たちを狙った「路肩攻撃」

セキュリティーオフィサーが現場検証して
3人のインターナショナルスタッフと6人の国際NGOのスタッフが
即緊急避難することになりました。

私は残ります。
こういう緊急事態に私のやれることは少ないけれど
フィールドに出ている現場スタッフもいるし、
1週間お休みとって、トレーニングを受けさせてもらって
で、やっと現場に戻ってきて爆弾爆発したからすぐ避難走る
なんてそんなヘタレなことはできないわけで。

インターネットがつながってなかったり、
発電機の調子が悪かったり、
雨降って、道路が不通になったり、
爆弾が爆発したりして、
なかなか現場に戻ってきても”仕事”ができない今は
1月から3月の食糧配給の予定を調整して
ダウンロードした「Suicide bomber」の紹介ビデオを見て
理屈と膏薬のつかない世の狂気に果たして
どう足を踏み入れていくべきかを考えてみたりするのです。
銃と爆薬をもった狂信者に対して、愛と正義を説いたって
全く無意味なのだけれど
Good willをもって、現場にきて
外国人の私が何をできるのか、やるべきか
試行錯誤を繰り返しながら、現場にしっかり足をつけていたい。
人とのつながりを大切にして、
毎日やるべきことを一つ一つこなしていけば
これからにつながる糸口がみつかる、そういう期待をもって。
問題に立ち向かうときに必要な姿勢って
基本的におんなじだと思うんだよね。
経済危機も、不景気も、環境問題も、世界の飢餓も
ぼんやり大きなPictureをみて、いろんな情報に翻弄されながら
いろいろ渦巻く反吐に足を踏み入れてしまったら、
次どこにいくべきか全く見えてこないけれど、
今日、ここにある、目の前の
小さな問題をしっかり考えて、解決策を練ってみる。
過去に目を向けて、未来に思いをめぐらせ、
しかしフォーカスするのは今。
現実をしっかりみつめつつ、希望を捨てずに
何をすべきかリストアップする。

爆弾が爆発して、仕事を引き上げてしまうのは
更なる問題を避けるための一つの解決策ではあるのだけれど、
実際に日々の食べ物に困る人たちがいて
高い栄養失調が指摘されている現状で
私たちがここにいて、
食糧をあげることに意味があるのがわかっているから、
やっぱり逃げるわけにはいかないのです。

私たちがやろうとしていることは
世の中を変えることじゃなくて、
普通の人たちが普通の生活をできるように
子供たちがおなかいっぱいに食べられるように
そして学校に行って、ちゃんと文字が読めるようになって
自分たちで自分たちの国のことを考えられるようになるために
妊娠しているお母さんがちゃんと無事に子供を産めるように
道路に穴があいたらちゃんと穴をふさいで車も人も通れるように
そういう小さな小さな小さなこと。

銃をもって世の中を変えられると信じている若者たちが、
自分の命を”聖戦”の名の下に無駄にすることがないように
この世の中は生きるに値いするのだということを
身体を張って示していかないといけないなと思うのです。
私はソマリア人じゃないけれど。
せっかくここにきたのだから、
ソマリア人のためにしっかり仕事をする。
恵まれた環境で、いろいろ享受してきた日本人として
胸をはって提示できるメッセージもあるわけだし。

ぬくぬく休日を楽しむのも、
刺激のあるトレーニングで新しい知識を吸収するのも、
今までお金も時間もエネルギーもかけて勉強してきたのも
これから自分が、自分の子供たちが住みやすい世の中にするための
創造、変容に関わっていくための自己投資。
投資は貯めるためにやるものじゃなくて
インプットした先からどんどん熟成させて
アウトプットに変えていかなければいけない今。

爆弾ぐらいどんと来い。といいたいところですが
それはウソです。次は何がくるんだろう・・・






at 23:49|PermalinkComments(6) お仕事 

2008年11月24日

避暑Extreme

40度の灼熱ソマリアから氷点下のデンマークに

避暑してきました

体に、冬の記憶がない今は
20分外にいるだけで指の先の感覚が無。

冬になると
吐く息が白くなるということを
久しく忘れておりました。

ゆ~きのふる街を~♪

今週はいっぱい料理しました。
野菜スープとか
アボガドのグアカモレとか
新鮮な鮭をDilで漬けてみたりとか
ハンバーグ作ったりとか
コーヒーにベイリーズいれて
ベッドに転がりながら
LOSTのシーズン2を全部観たりとか
ホテルのサウナに行って
007の最新作を大きな映画館でみて
学生寮のバーで髪の毛逆立てて
ズボンからハンケツだしてる男の子たちとビール飲んで
田舎のホテルで
おじいちゃんの誕生日会があって
おびただしい数のデンマーク人の
おじいちゃんたちとダンスをしました。
小学生の男の子たちと
本気で鬼ごっこして
ショッピングモールで買い物。

普段の私の生活に欠けている
普通のエレメント。

エキゾチックでなくていいし
ゴージャスでも冒険でもなくていい。
朝起きて、冷たい空気の中で這い上がってくる太陽を
肺いっぱい吸い込む生活。
さむさむさむといいながら、ポケットの中で
手をつないで散歩する生活。
料理をしたあとのゴビゴビのおなべを
温かいお湯でちゃんと洗う生活。
20%オフのひき肉を買って
半分冷凍にする生活。

冬の記憶を呼び起こしながら
今の瞬間をゆっくり温めるように
一週間が過ぎました。

KLMには行きも帰りも荷物を紛失されました。
昨年にコペンハーゲン行ったときも
荷物4日間来なかったんだよなー。
私はナイロビに戻ってきましたが
荷物はいまだアムステルダム。




at 21:31|PermalinkComments(4) 旅の記録 

2008年11月21日

70回目の誕生日

60人の人が集まった彼のおじいちゃんの
「70歳」のバースデー←若い

ちゃんとプログラムがあって
Middelfartの小さな街のホテルの一室(宴会場?)を借り切っての
盛大なお誕生日会。

9月のクレタホリデーで会ったおじさんおばさん
彼の弟カップル、ママ、パパ、おじいちゃん、おばあちゃん
その他いろいろ。(←いっぱいいすぎて覚えられない)
彼のグランパは今のおばあちゃんとは3回目の再婚で
その前の歴代妻との子供やら配偶者やらいとこやら養子やら
いろいろいるので、本当に家計図がにぎやか!

いいなと思うのは、兄弟であっても
父やら母やらが違ったり、年齢がかなり離れていたりするのだけれど
みんながとっても愛情に満ちていること。
そりゃもしかしたら、表舞台には出せない感情のもやもやが
あったりするかもしれないけれどね、
70歳という大台も大台の記念すべき日に
自分の過去をいろんな形で彩った人たちが集まって
楽しく大騒ぎするのってとても素敵だなと思う。

ちゃんとDJというか歌手がいて、
デンマークの民謡?というか微妙なバックミュージックを生演奏(笑)
40代のおじさんなんかも「微妙だ・・・」って言ってたから
決して私のジェネレーションでも
カルチャーショックなだけじゃないらしい。

で、結婚式じゃないけれど、
みんなでプログラムを見ながら
おじいちゃんのお誕生日おめでとうソング(どうやらシンガー作曲作詞)
を歌ったり、いろんな人が次々立って、
70歳おめでとうスピーチを披露して。
それから永遠と続くプレゼントオープニング。

私は12歳と10歳の男の子にひっぱりまわされて
一緒にダンスしたり鬼ごっこしたり、息つく暇もなく楽しみました。
どうやら、歴代の「お兄ちゃんたちの彼女」の役割らしい。
いとこの彼女、彼の弟の彼女、ときて
男の子たちに大人気のうちの彼の「ガールフレンド」なので
私の気をひこうと男の子たちのがんばりようがすごくかわいいんだわー。
小学生なのに、結構英語がしゃべれるし
シャイなんだけど、すごくのびのびとした好奇心があって
It makes me smileなの。

あとはおじいちゃんの友達やら親戚やら近所の人やら
たくさんの人と踊りました。デンマークのおじいちゃんたちは
ダンディーでスマートでかわいいんだわ。

深夜一時を周ったら、デンマーク特有?のMidnight snackがふるまわれ、
(肉とポテトを炒めたものの上に、目玉焼きとケチャップを乗せる
ヘビーなおやつ)、そのあとは無制限のコニャックタイム。

おじいちゃんと彼パパの酔っ払いぶりが秀逸。
基本的に”Happy and crazy"な家族なのです。

e2312c38.jpg

ノーズパワー きてますきてます

at 23:37|PermalinkComments(0) ワタクシゴト 

2008年11月15日

灼熱大陸

本日、体感温度40度超え。
温度計ないから正確にはわからないのだけれど
テントに入ってじーっとしていると
汗ばんできて、5分もすると
垢すりができる。

サウナか

普段は住居用テントもオフィス用テントも
エアコン2つ装備でがんがんエアコンかけて
生活するのだけれど
本日ジェネレーターのコードを
とりかえることになって
一日エアコンなし、電気なし、インターネットなし生活。

ま、今日は週末だし、日陰でのんびりしていればいいよね♪

と思ったんだけど、
コンパウンドマネージャーがきていて
入り口の安全壁とか、トイレのバキュームとか
発電機の場所を変えるとか
とにかく、外で仕事することが多くて
ゆっくり日陰でなんかいられない。
で、普段はこっそり20分テントでお昼寝とかして
鋭気を取り戻すんだけど、
今日はダメ、どこにいってもサウナ。
本も読めないし、インターネットもできないし、
とにかくテントの中が外よりも暑いので
仕事ができない。
しょうがないので、外仕事がないときは
(換気が一番ましな)台所でやぎの解体作業。
皮剥いで、パーツごとに切り分ける。
なんかやってないと、熱さで頭がおかしくなりそうなんだよ。

外もサウナ
中はもっとサウナ
日陰もサウナ

とにかく40度過ぎって体温より高いわけで
普段汗をほとんどかかない私も
体内水分を全部汗腺から出してる感じ。
身体にはよさそうだけど
あついーあついーあついー

普段いかにエアコンに助けられているかってことだわ。
ここエアコンなかったら生産性も思考回路も機能しません。
とか、あまちゃんなこといってちゃだめだわ!な出来事。

うちのクリーナーさん、
今日、朝皿洗いに来ていて、「暑いねーたいへんだねー」
という会話を交わしたんですが
午後3時(暑さ真っ只中)に

無事出産

当日まで仕事してて、この灼熱の中で
病院もなくて、自宅で、きっとサウナの中で
子供を産んでしまうのなんて(しかも初産)

す、すごすぎる・・・キラキラ

ここ、こんなサウナな環境で
もちろん普通の家に発電機もエアコンもない中で
子供が5人も6人もいるんだから
ここの人はこういう灼熱大陸で
たくましく生きているわけです。
ごはんがなかったりもするし、暑いし
病気しても気合で治すしかない。

私は2日前から喉にガラガラな感覚があって
くどい痰がでる症状。
どうやらブアレの町で流行しているウィルスらしい。
ちょっと私、身体も精神も鍛えなおさないと!



at 20:03|PermalinkComments(3) 衣食住 

2008年11月13日

丁寧に暮らす

昼間にやぎを解体してもらって
(さすがにやぎは殺せません・・・)
夜、夕食のあとに
しょうゆとごま油としょうがとニンニクとはちみつと
玉ねぎのみじん切りをこれでもかと入れて
付けおきをしておく。
明日は韓国風BBQです。

手がにんにくくさいのが難。

最近のブームは「料理」
前から結構好きなんだけど
今はほとんど毎日台所に立っている。
本も読まずに、料理。

昨日はユスフとケーキを作ってみた。
砂糖も小麦粉も超目分量
レシピ全くなし。
「こんなにドロドロでいいのかね」
「もうちょっと小麦粉入れちゃえば」
・・・料理というより、科学実験。
マカデミアナッツを刻んでいれてみる。
パウダーチョコもいれてみる。

で、結構まぁまぁの見栄えのものができる。
こんなに適当で、ちゃんとできるじゃんと
思いきや、味がいまいち。
やっぱバターがないのがだめなんじゃん。
オリーブオイルじゃ代用できてない。
コクがなくて、ふんわりしてない。
とりあえずジャムをはさんで
無理やりおいしいということにして食べる。
まだ改善の余地あり。

明日は休日なので、
最近、うちのオフィスにきた
スーダン人オフィサーののテレサに
スーダン風肉とごはんの野菜詰めを習う予定。

やっぱり料理って楽しいなー。
生活の基本がここにある、という気がする。

丁寧ににんにくの皮をむいて
ゆっくり玉ねぎのみじん切りをして
コトコト煮えるスープのふたを取る瞬間が好き。
作って楽しく
できておいしい。

修士やPhDとるのが悪いわけじゃないけれど
勉強がすごいできるより
どこでもおいしい料理ができるほうが
人間としての幅がぐんと広がる気がする。

いろんな国にいけて
その国のおいしいものを食べるのはなによりの役得。
まともな台所があれば(さすがに薪だときつい)
新鮮な地元産のものを手に入れて
あとはナイロビからもってきて
生活の質って結構あげられるものなのです。

週末はテントの外にほうれん草とトマトを植えます。


at 23:27|PermalinkComments(4) 衣食住 

2008年11月12日

川の流れのように

マイクさん はい

知らず知らず歩いてきた
細く長いこの道
振り返れば
はるか遠く
ふるさとが見え

ない。
遠すぎる。
しかし、
今日のリバークルーズは面白かったぞ。

クルーズといっても
避難訓練
倉庫からボート出してきて
3台の車にて出陣。
川べりからボートに飛び乗って
東にいくこと20分。
なみなみと茶色の色で流れる
ジュバリバー。
5人のセキュリティーガードとともに
燦燦と降り注ぐ太陽のもと
すごい勢いで
さかのぼっていきます。

あーあー
川の流れのように
ゆるやかに
この身を任せていたい

いや、ほんと
避難訓練だということを
ふと忘れてしまいそう。
川べりの畑には色とりどりの女たちが
畑仕事にせいをだし
大きな木の下で、牛がゆっくり草を食み
橋げたの上からは
村中の人が集まって
見慣れない外国人を見下ろしている。
手をふってみたら
大きな歓声があがった。

滑走路がなんらかの理由で封鎖されたら
凸凹で、泥だらけの陸路か
もしくは、川からモーターボートで脱出。

絶対、モーターボートがいいOK

しかしこんなに注目をあびるんじゃ
緊急避難には向かないなぁ。

この川、クロコダイルがいるんですが
あいにく遭遇しませんでした。
しかし1メートルくらいあるおおとかげを見ました。

こんな避難訓練なら何度でもやりたいところ。

bef18831.jpg

ダイビングはやりません




at 20:48|PermalinkComments(0) お仕事 

2008年11月10日

仕事か俺か

私の生活ってすごく昔の男的。
優先順位が、完全に仕事なの。

彼と会話をしていて、
たとえば将来のこととか休暇計画とか
完全に彼のほうがワクワクしていて
私はといえば、楽しみじゃないわけじゃないんだけど

うーん、今はちょっとどうだろ

みたいな曖昧な態度をとっちゃう。
もったいぶってるわけじゃなくて
来月の・来年の計画は立てられないじゃない?
仕事がどうなるかわからないんだもの、という。
自分ひとりで隙間時間に妄想「将来計画」たてるのは
お手の物なのに。
来年結婚するのだと3年前から冗談でいっていた
ワタクシですが
実際に現実の話にならなくもないかもみたいな段階になると、
腰が引けるってかいや、仕事が面白すぎて
この生活を捨てるのは、無理。どうするんでしょ。

こうやって、よい男が何人去っていったのだろう
と、遠い目で言ってみる(←ってほどたくさんいないけど)

先日、ナイロビでワークショップと会議があったんで
自分としてはこのまま年末まで仕事で走りたい気がまんまんなんだけど
9月の時点で彼のおじいちゃんの70歳のお誕生日に行く約束をしてしまい、
4週間でいっぺんの休暇が取れるわけだから
いけるといえばいけるのだけれど、自分の中で
あー今佳境なのに(←でもいつもこの状態)
一週間も抜けたくない!という気分と
でも彼にも会いたい!という気分と
いやーでも仕事やりたい!という気分と
おじいちゃんがっかりさせちゃだめだよねという気分と
交互にやってきて精神的にちょっと疲労。
いや、贅沢な悩みなのはわかっているのだけれど。

シングルの時は、誰とでも(もちろん選ぶけど)
どこにでもいけたし、
休暇のオプションもたくさんあったけど
コミットメントをするってことは
ほかの人と旅行する時間はなくなるし、
行き先も限られる。

って、私の過去の動向を知る友達に言ったら
「あたりまえじゃん、そんなの」って
ばっさり切られちゃった困ったそうか・・・
私はだいぶ自由を満喫してきたからな。
自由がなくなるというのは
私にしてみたら
空気から酸素の割合が減る、みたいなことなんだけど、
ちゃんと高地トレーニングをしないと
まともな人間関係築けないよね。
こういう仕事やってると特に。

自分の好き放題にやってたら
やっぱりだめかと反省して
ちゃんと休暇をとることにしました。

恋愛も始めるのは瞬発力でどうにかなるけれど
続けるのは努力だわ・・・








at 23:48|PermalinkComments(7) お仕事 

2008年11月09日

世界をまたに駆けて

活躍する、と中学校か高校の卒業文集に書いた記憶がありますが
世界を闊歩するようにはなったからって
自動的に立派になるわけではないのでして。

昔の馬鹿さ加減がそのまま世界に流出して
迷惑をかけるスケールがそのまま拡大している、の図。

4日にナイロビに出てきた際、ブアレから飛行機がTAKE OFFしてから
パスポートをテントの机の上においてきたことを思い出しました。
パスポートないと、ケニアに入国できないじゃん困った

かばんの中を見て。
コンピューターのバックを見て。

やっぱない・・・ガーン

パイロットに
ミオ「すんません。パスポート忘れてきちゃった…」

この南ア人のパイロット、
友達だからってのもあるけれど

「ばっかだなーお前、よし。戻るぞ」
ってなわけで飛行機急旋回。
飛行機逆戻り。

で、車に戻って大急ぎでオフィスに戻りましたが

パスポートがありません困った

先日に、赤の日本パスポートと国連パスポートと
バラバラにおいといて、国連ポスポートがみつからず
探し回ったんだけれど、そのあとどうしたか記憶がない。

オフィスから同僚が全員総出で私のテントで
パスポート大捜索です。

15分くらいたって、一人が
「あのさーコンピューターバックに入ってるってことない?」

そういえば、みつからなかった国連パスポート
コンピューターバックの内ポケットに入っていたんだった!
そしてMore likelyそこに赤の日本パスポートも
入れた気がする!!

で、滑走路に待機しているセキュリティーオフィサーに連絡。

ミオ「あのさ、ちょっと悪いんだけど、コンピューターバックの
内ポケットみてくれない?」

・・・五分後
ユスフ「発見しました!」

オフィススタッフの笑いと拍手の渦につつまれ、
みんなに「よかったねー」のハグしてもらって、
オフィスから出てきました。
全くおばかな事務所長です。

・・・で後日談ですが、
You are so stupidといったパイロット君、
昨日、パスポートをキャラバンにおいたまま、
ほかの飛行機に乗って、20分たってから
そのことに気がついたmore hopelessなやつ。
「I am so stupid like Mio!」と
そんなところで引き合いにだすなって。

で今日、空港行ったらみんなに
「ちゃんとパスポート持ってる?」って聞かれているワタクシ。
はい、大丈夫です。

いやだねー、もうこういう情報は羽をつけて回るだわ。
というわけで5日間のミーティングとトレーニングを終えて
ブアレに戻ってきました。

Home sweet home, office sweet office.



at 23:05|PermalinkComments(2) お仕事