2008年09月

2008年09月30日

ソマリ語デビュー

Eid Wanaksan!
Daman wah Salamantihin
Aiga eiga wa Mio
Madaha Hafiska
Wan ku Fanaha Sanahai
Buale Eyo Dakkeda
Soda when Wanaksan

Wa wkti Aful
Ona ott Ava
Wan Wadahaddulena

Mahashanid

今日のイードホリデーのオープニングスピーチ(by私)
4時間の間細切れで練習して、すらすらいえました。
こんなん学芸会レベルですが
こんにちはとありがとうで終わらないと観客の反応が違うんだよ。

ちゃんとわかってもらえた模様。というか、笑いを引き出した時点で
これは「いける」と感じる女優根性は今も健在。

わけもわからず小学校の時に覚えた般若心経や漢詩が
今でもすらすら暗誦できるように、
韓国語しゃべれないのに小学校の6年の時にひたすら聞いた
「釜山港へ帰れ」(byチョーヨンピル)が今でも歌えるように
がっつり脳みそにたたきこむ
「詰め込み方式」は若いうちは有効である。
いや、もう若くないけどさ困った

脳みそのシナプスが老化する一方の若年後期以降においても
新しい語学をやろうってのには、ひたすら聞いて、暗記して、使ってみて
脳みそにすりこむしか方法はないのだ。王道はない。
なにかやりながら、だらだら流しているだけじゃ10年たっても
よその国の言葉をしゃべれるようにはならない。
悲しいかな、朝起きると昨日の夜覚えたことの70%は忘れていても
繰り返し繰り返し繰り返しやっていけば、
365日あれば相当いろんなことができる。毎日1時間、一年やれば
大学の授業時間にして2年分くらいになるのでは。

7月に10日間だけブアレにいたときに、かなりしっかりソマリ語をやって
そのあと完全放置していたものの、単語は覚えているのがしっかりあって
この初スピーチ時間にして実に1分20秒というしょぼいものだが
強面のおじさんたちに笑いをもたらして、
二回目のブアレのスタートをいい感じに切れた実感。

ここの反政府軍はなかなか手ごわいんだよ。
今年はこれからソマリ語やるのだ!
誰もやってない、というのは私のひねくれたモチベーションに
火をつけるのに十分。
これから役にたつとかたたないとか、そんなんはどうでもいいのだ。
この環境でフランス語手につけてもうまくいかないのは過去で実証済み。

であれば、今に全力投球しようではないか。

665e1849.jpg


セキュリティーガードと一緒に。
私一人が外にでるとこれだけの強靭な男たち(とAK47)が
もれなくついてきます。
ここは飛行場(というか滑走路)です。

at 23:42|PermalinkComments(1) お仕事 

2008年09月25日

Life in a box

今の住環境はかなり特殊である。
あえて言うなら

寮生活

なんだけれど、生活指導がはいるわけじゃないし
プライバシーもなくて、大人が集まるので
ディープである。

よその国で結婚するまで相手とあったことがほとんどなかった
っていうお見合い結婚のパターンがあるけれど、
結構それに近いものがある。

一緒にいながら相手を知っていくという点で。
生活共同体。

ってかね、初めて会った人と
ずーっと一週間とか二週間とか最長一ヶ月いっぺんに
24時間一緒にいるって
普通あんまりないよね?
で、なんかとっても仲良くなって、
休暇もリンクアップしちゃったり
ナイロビでも会ったりするので
結構な時間を一緒に過ごすことになるのである。

それが素敵でムフフな人ならいいですが
まぁそんなに話はうまく進まないもので
「うわ、この人きついわ」と言う人もたまにいることもあるけれど
だいたい10人とか20人くらいのおんなじメンバーで
同じ空気を吸っている今。

これが私の赴任地にいくと実に3人という濃さである。

今日、その新しい生活共同体メンバーの一人と会った。
フランス人のハンサムでダークなセキュリティーオフィサーである。
昔、軍隊に入る前にバーテンダーやってたとか、
イラクやアフガンやコンゴでずーっと前線をはっていた人。
まぁ私をご存知の人ならおわかりかと思いますが、
すとんと私のストライクゾーンな人。
別に恋愛するわけじゃありませんけど
せっかく長い時間過ごすんだったら自分の好きなタイプの人と
一緒にいたほうが嬉しいでしょ。
彼とあとはスーパーハイパーなスーダン人の
早口おじさん。私より早口。ですでに仲良くなっている。
彼の家族にともこの前ナイロビであったしね。
なかなかいいラインアップで
ブアレに戻るのが楽しみ。
「バーを作ろう!」とか
「トレーニングプログラムを作って鍛えるのだ!」とか
そんな生産的なプランを立てている。

最初の2-3日はそれでも
「いいお天気ですね」的な社交辞令に毛が生えた程度で
終わるわけだけど、そんなこんなでおんなじ人と数週間いると
どうしても会話のネタが深くなってくる。

愛と人生と夢について

で、無駄な間違いをおかさないように
きちんとした人たちははじめのうちに
彼とか婚約者とか妻とかお子の話をして
ちゃんと一緒にいる人に自分のステータスを
それとなく話しちゃうのである。
ま、MBA(Married but Available)の人もいっぱいいるんだけど、
まぁそういうへんてこな方々も話している分には楽しいので
別に自分が巻き込まれなければよいしね。
その辺うまく流すすべもちゃんと身についてきた今日この頃。

今日は同じ年の南アフリカ人のパイロットとかなり
長く話をした。彼は私と同じ年なんだけれど、
10年間つきあった彼女と2004年に結婚し(純愛青年なのだ)
今は3歳と8ヶ月の息子と娘のいる
超ファミリーマン。
いつもお酒飲んでても、みんなで大騒ぎしてフィースボールしてても
いつも静かにほほえんで後ろに座っている人。
びっくりするほど童顔で(最初20代前半かと思ったのだ)
穏やかで、一般のパイロットのイメージとはだいぶ違う人で
ちょっと面白いなーと思っていたのだ。

で、話だしたら、止まらない!
彼はパイロットのマイレージを稼ぐために
人道援助のパイロットをやっているのだけれど、
ゆくゆくはエミレーツでジャンボ機を運転したいらしい。
「僕はFamily manだから」という彼は
自分の人生設計にちゃーんと家族が練りこまれていて
話をきいていて、ほっこりしちゃった。
いーなーこういう誠実な人!

僕はね、他の女の人には興味がないんだ。
人生を楽しむ!ってより、家族に幸せになってほしい
人道支援がやりたいわけじゃなくて、
僕の興味は飢餓で倒れている人よりもまずは家族なんだよ、
という彼の言葉はとっても等身大で好感がもてた。
いろんな人がいていいよね。

野心的な人も、家族命な人も
遊び人も、仕事一筋な人も
大きな家族のように、
個性豊かな人たちが一同に集って
今日もソマリアの夜は更けていくのである。

026b29c9.jpg


OCHAの同僚が、「君たちロマンティックだったよ。うしし」といって
くれた写真。色がいいでしょ。昭和な感じで。
木曜日は外でBBQなの。




at 23:04|PermalinkComments(0) トモダチ関係 

2008年09月24日

別れさせ屋

Gmailでスパムメールを削除してたときに
間違って押してしまって出てきたHP

別れさせ屋

自分がつきあっている人とすんなり別れたい人
自分の恋人や配偶者が誰かとつきあっているのを別れさせたい人

どうやらその辺が利用するらしいんですが
へー世の中いろんな商売があるなぁと
押しちゃったついでにちょっと見てみたんですが

びっくりしたのがその料金

着手金50万
成功報酬30-60万

高っ困った

もしくは完全成功報酬(失敗した場合は無料)

315万

もっと高っ困った

ってか、人と別れるのに、別れさせるのに
こんなに払える余裕がある人がいるんでしょうか。
いるから、商売としてなりたつんだろうけどさー
それにしても高くないか?

確かにその筋の人とつきあって完全に縁を切りたいとか
別れたら命に問題がある場合は
これだけの「保険」をかける価値はあるかもしれんですがね、
そもそもそういう別れるのに金が必要になるような
問題のある人とつきあわないよ、普通?

それ以外は、別れたかったら
このお金使って、ぽーんと新しい家に変えたり
携帯も変えて、髪も切って、帰国したり、
ほかのボーイフレンド作ったり、仕事に没頭したり、
いろいろ方法もあるだろうに。

で第二点の自分の相手が浮気をしてて、それを別れさせたい場合ですが、
相手が浮気してた時点で愛が冷めそうなものだし
でもし、うまく彼がその浮気相手と別れたとしても
一回離れちゃったものは、また自分に帰ってくる保証ないよね。
ハイリスクローリターンな投資ですね、これは。
それに315万かけちゃうのが惚れたものの弱みってやつなんでしょうが

私315万あったらそんな浮気男さっさと縁切って
ゴージャスに世界を豪遊するのに!(←!マークを使うほどのことではない)

閑話休題。でもまだ閑話続行なんだけど、
ちょっと興味をひかれたのがその「工作員」プロフィール。
”自分のやりがいを求めてこの世界に飛び込みました”
自分発掘生活充実しています系。しかも美人
(っぽい。顔はでてないんだけれど)

ターゲットの浮気を調査する、探偵業ってのは比較的知られているけれど、
そのターゲットに近づき色恋仕掛けで落とす職業。
なんだかちょっとムスクでジンジャーな大人な香りがします。

ボス「よし、みお。次のターゲットはこの男だ。落として来い!」
  「与えられた期限は2ヶ月、報酬は200万だ」
ミオ「あいあいさー」

こんな感じでしょうか。。。

ちょっと楽しそう。
そんな人の心の弱みといやらしさにつけこむ仕事なんてさ、
といいつつ・・・・
私の仕事もそのあたりの人間のよどみにどっぷり浸かったりもするわけで。
さて、仕事に戻ろうっと。

at 22:01|PermalinkComments(2) 社会を斬る! 

2008年09月23日

汚いお話

氏族システムが複雑なソマリアで
スタッフの雇用は頭を抱える課題のひとつですが、
びっくりするのがその情報網
ま、国連で働ければお給料は悪くないし、いろいろ特典もあるし
で地域ぐるみで関係者を送り込もうと情報戦が繰り広げられるわけです。

あるポジションに7人が応募して
その一人Aが97点というありえない高得点をとったのですが
あとになって、彼はテスト問題を事前に入手していたことが判明。
したがって、二番目の人が繰り上がり合格になったのですが
オフィスに、地元の長老たちがやってきて

「Aがなんで雇用されなかったのか、説明をしろ」と憤ったのです。

で、なぜか事務所長である私ですら手に入っていない
ナイロビオフィス内の極秘メモを提示。そこには
調査前のテスト結果が詳しく書いてあって

「Aは97点という高得点をとり、面接のできもよかった。
よってAに決定」という文字が刻まれていたのでした。

おいおい、どこから手に入れたんだよ?(←心の声)
ってかさー事前にテスト問題入手しちゃうのもそうだし
なぜか村の長老たちがナイロビの極秘文書を手に入れているのもだし、
これは思いっきりダーティな裏工作なわけですよ。

いくら流れているのかはわかりませんが、
これで、地域の長老と問題を起こしたくなかったら
黙ってAを雇用、というシナリオもあるわけですが
そういうところでなーなーに流しちゃうわけにはいかんのです。
そもそもこのA、前に勤めていた団体から1千万、横領していたことが
発覚。華々しく、NGになったわけですが。

表向き、美しく蒼きドナウな人道援助の業界も、
一皮むくとドロドロの人間ドラマが繰り広げられるわけです。
多額のお金の流れとともに。
私の周辺でもいろいろうさんくさいうわさを聞くんだけれど、
証拠がないとどうにもならないし
最初っから一緒に働くスタッフを疑ってかかるのもね・・・

「誰も信用してはいけないよ」そんなアドバイスももらうわけですが
私のポリシーとして、最初はがっつり信用して、
信用に値しないとわかったら徹底的に追放、でいきたいと思います。
まぁその前に自分がつぶされないようにしなくちゃ、なんですが。
この世界、生き残るにはあらゆる意味でタフでないときつい部分があります。
汚くなくていいんだけれど、ただ美しくはいられないというか。

本日の読売ONLINEで
各国の汚職状態を調査した「世界のクリーン度で日本は18位。
一位はデンマーク、スウェーデン、ニュージーランド」な
記事がでてましたが

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080923-OYT1T00448.htm

”最下位はソマリアだった”

・・・あ、やっぱり困った

ま、最近の日本も汚染米やら教員採用試験やら
特にクリーンな印象はありませんが
汚職ってのとは違うけど
キムタクが「好きな男V14達成」ってのも
すんごいうさんくささを感じますよ、わたしは。




at 23:46|PermalinkComments(10) 社会を斬る! 

2008年09月21日

ツルテンマルティ道

彼が日本語の勉強を始めました。
独学じゃなくて、3ヶ月の初心者コース。
ってなわけで、急性いろいろ使ってみたいお年頃。

12月に日本に一緒に行く予定で
「うちの母親、英語しゃべらないからよろしく」と伝えておいたら
「君のお母さんとちょっとしゃべりたいだろ」といって
9月スタートの日本語クラスをとった模様。ヤスパー、えらいぞ。

先生は日本とデン人のハーフらしく、でもね、
なんかちょっとおかしいのだ。

朝スカイプで話してて

ミオ「じゃあ、これから仕事にするからまたね」
ヤスパ「Itte rasshai!」

えーえーえー!100%間違ってないけど、微妙に違うんでは・・・

ヤスパ「See you laterのことだって習ったよ」

昨日も電話で会話が終わって、じゃあお休みって時に

ヤスパ「Odaijini!」

ああ、これはTake careってことだと思うけど、それは病人にしか使わないよ~

とりあえず、最初に間違いを指摘しすぎて勢いが削がれると
モチベーション下がってしまいそうなのでほめてほめてほめて、
伸ばす!ところ。語学ってひたすらやるしかないものね。
のろけになって申し訳ありませんが、

Ist ti lu!

には笑いました。そうか、愛の告白を聞いたまま書くとそうなるか・・・
ちょっとデンマーク語っぽい!って私はデンマーク語わかりませんけど。

やっぱさー、私もデン語やるべきなんだよなー。
今のところ、
お元気ですか?とSee you laterとGod damn itしかわかりません。
限りなく中途半端言語が増えていく現状を憂う日々。
40までに5ヶ国語予定が、9ヶ国語手を出して
ものになっているのが英語だけってのが我ながら情けない。
スペイン語もちょっと「超初心者」を抜け出た程度。
あーこれでデン語加えたら10ヶ国語目である。
きりがいいちゃーいいが、祝!ってもんでもないし。
ソマリア終わったら、デン語の集中コースでもやりましょうか。
で、そのあとどうする?が問題なんですけれど。

「日本に、デンマーク人の政治家がいるだろ?」
だったら俺にもできると、はじめたばかりで鼻息の荒い彼ですが
おお、ツルテン・マルティ久しぶりに脳みそから
ポップアップしたんで、彼はまだ政治家なのかなと
思って調べてみたら、彼デンマーク人じゃなくてフィンランド人。

どこまでも微妙だわ。



at 23:19|PermalinkComments(3) ワタクシゴト 

2008年09月20日

熱帯対応

クレタで買ってきたオリーブと海草のクリームがすごいいい。
ご当地モノっていうんでしょうか、
肌にぴとりと吸い付く感じで、肌がするするしてる。
もともとアトピー持ちで、肌状態がすごく不安定で
化粧品には気を遣うのだけれど
昨年からパーティの時を抜かして
ファンデーションは使ってません生活を始めて
肌調子が断然いい感じ。美白は全然できてませんけど…
スリランカの後半にアトピー出てたときにとった
免許証の写真なんて
「50代前半?」って風貌ですからね(汗)
ちょうどいい具合に無くしてしまったので、
今度日本帰ったらおおいばりで、免許再発行してもらわなきゃ。

昨年美白に目覚めたのだけれど(←遅い。しかもできてない!)
「輝かしい日焼けだね。」とか「セクシーな黒肌である」とか
ほめられるので、調子こいてこのままいこうかと。
日本には美白ブームが終わってから
華々しく帰国するわ。しかし美白ブーム長いなー。

休暇中の西洋人のように、灼熱の太陽のもとに
生身をさらしたりはしませんが
ビオテルムのSP30の日焼け止めをぬったら
あとはあんまり気にしないで
日常生活をすごしている。あーでもこの環境
皮膚がんになるなー。太陽、強いんだよほんと。
カミュじゃないけれど
灼熱の太陽のもとにいると人殺ししそうになる熱さ。(冗談)

最近、ネイリストさんに薦められて
Cod liver oilを飲み始めたのだけれどよい。
というか、調子がよいときって何をしても
肌がちゃんと反応する。
肌の朝晩のブラッシングと足もみはかかさず。
逆に肌調子が悪くなるとなにかやればやるほど
悪化するのだ。

チューリヒで一日寒かっただけでアトピーが
どーっと出たので、こりゃまぁしばらくはアフリカにいろ
ってことかしら。
アフリカの灼熱の空気が私に合っているらしい。





at 17:31|PermalinkComments(0) 衣食住 

2008年09月19日

遊び人の血

というわけで、日常生活に戻ってきたわけであるが
とたんに、日常生活に隙間があく。
というか、アフターファイブに予定が全く入らないので
(どこにもいくところがなく、顔をあわせる人も全く同じ同僚)
5時以降、週末は基本、All for meなところをどう過ごすか。
本読むのも、瞑想するのもよし。
将来設計するのもよし。でも一人遊びってのは限界があるんだわ。
スパイダーソリティアしててもむなしいことこの上ないし。
やっとテレビがはいったので、今度日本に帰ったら
ダンスダンスレボリューションかWiiを買おうかと本気で思案中。
休暇前まではバレーボールをするタジキスタン人と
UNHCRのノルウェイ人の元バレーボール選手がいたのだけれど、
今二人ともいないので、バレーボールとしてなりたたず、
(ソマリア人、およびアフリカ系はバレーボールうまくないのだ。
運動神経というか、調節できてない感じ。
女の子はスポーツをそもそもしないし男の子は
打つボール全てがホームラン困った

今のブームは
「テーブルサッカー」。
フースボールというんだけれど
こんなの↓

d718d72b.jpg


ハンドルが両側に4つずつついていて
二人でも遊べるし、(ハンドル4つ担当)
四人でも遊べるテーブルゲーム。
サッカーだから、ボールを相手側のゴールにいれるんだけど
それをレゴみたいなお人形を動かしてやるのだ。


この前クレタ島で初めてやったんだけれど
これがね、はまるんだわ。
ビリヤードほどうまいへたがないし
(やっぱりうまい人はいるんだけれど)
男でも女でも力があってもなくてもあんまり関係ないから
みんなでワイワイ楽しめる。エアーホッケーにちょっと似ている。
昔、ゲーセンにあった。あれ、今もある?

これを最近食後でみんなでやるのが日課になっている。

これから卓球台もジムもビリヤードテーブルも
届くことになっているのだけれど
ぜいたく品のように見えるけど、監禁生活に近い
フィールドで、精神的にバランスを保つために
こういうレクリエーションを
ちゃんと整えるのも、必要なわけ。

で、ビリヤードも、ダーツもそうだけど、
こういうの必ずうまい人ってのがいるんだな。
勉強ができるのも、スポーツができるのもいいけれど、
さらっとビリヤードがうまいとか
ダーツが真ん中あてちゃうとか
テーブルサッカーでスーパーゴール決めちゃうとか
カジノでさらっと勝てちゃうとか
そういう「遊び人」な要素があるのっていいなぁと思う。
執着して、身を持ち崩してやることじゃなくて
ただ、なんかそこにあるから、ちょっとやってみて
「人よりうまい」ってのは魅力的じゃない?
スーダンでビリヤードもかなり鍛えられたけど(でもまだ下手)
これからソマリアにいる間に
卓球とテーブルサッカーをがんばるかな、と。

今は南アフリカ人のパイロットたちがいて
金髪青目ハンサムで背も高くて、いかにも遊び慣れした
彼らではあるのだけれど、またこれが期待を裏切らないうまさなんだわ。
テーブルサッカー。手首のスナップが只者じゃない感じ。
ダーツしても、あっさり負けるし、
こういう勝負の場は私の「負けず嫌い」の血が騒ぐのだ。

今はレバノン人のセキュリティーオフィサーとチームを組んで
日々南アフリカ陣を負かすべく練習に燃える日々。

あ、ちゃんと仕事もやってますんでご心配なく。

at 23:04|PermalinkComments(0) 衣食住 

2008年09月18日

まて

まだ自分の赴任地には帰れない模様。
現在ラマダン(断食月)で、
安全状況が予断を許さない状態なので
隣町で仕事してます。ここも、権力団体がコロコロ変わってて
今はまったくコンパウンドの外に出られない状況。

「あと2週間、気楽に待っててよ」

気楽に。って・・・困った

スーダン人でムスリムの副事務所長はセキュリティーオフィサーと
一緒にすでに現地入りして、私は仲間はずれ。
セキュリティーオフィサーは二人ともムスリム。40代。
やっぱり、非ムスリムで女で比較的若いってのは
ハードルなのかなー。別にそう言われたわけではないけれど
ちょうど地元の権力が交代したばかりで
うちの組織としては問題を起こしそうな不安要因は
極力取り除きたいのでしょう。
自分の活躍を期待されるのでなく
自分がいないことが組織のため、っていう
今のポジションは、きついなー。

Challengingできついんじゃなくて
ひたすら忍耐のきつさ。
I am おしん。

「私はお人形になるためにここにきたわけではありませんよ!」
と軽く主張してみたものの、確かにわかるんだよね。
未知数で不安要因を投げ入れるよりは
確実路線で、セットアップしたあとに私を入れたい、という計画も。
確かにわがままいって無理やりはいって
この断食でみんながイライラしているときに
無用なトラブル起こすのは賢くないしね。

南ソマリアにはうちのオフィスも含めて
3つオフィスがあるんですが、
もうひとつのオフィスも2日前に現地スタッフが2人誘拐され
(すでに釈放済み)、数名が緊急避難してきたところ。
うちのスタッフも脅迫を受けてナイロビに移動させたし、
殺人、脅迫、誘拐のオンパレードで
反政府団体がいきなり、新しい国の設立を宣言しちゃったりしてる
この国では、常識でなにか考えて行動しようとしても無理なのだわ。

いきなり華々しく活躍なんかできないのです。
まずは基盤をしっかり築くべく、雨を降らせて地を固める時期。
雨ふりすぎって話もありますけど。

それにしても、仕事はあるのだ。
一日かけて12月までのDistribution planを仕上げる。
書かなければいけない文章もあるし、
読まなければいけないプロポーザルもたまっている。

一日をしっかり過ごさないと
あっというまに何も「これだ」という成果のないまま
年が暮れてしまいそう・・・・


at 06:43|PermalinkComments(0) お仕事 

2008年09月16日

人生短歌

飲む
食べる
しゃべる
驚く
飛ぶ
笑う

歩く
まどろむ
泳ぐ
愛する

人生のエッセンスを5・7・5で
無限大に味わった1週間。
シンプルに、まっすぐ。

素敵な人たちに囲まれて
Raki(クレタ産のお酒)のショットを飲んで
始まる毎日。
真っ青な青い空と
透明度の高い海。

今日覗いたある人のページから
ぴったりきた一言をみつけた。

幸せは探すものではなくて、
きづくもの

8ba57ba6.jpg

バババババ

at 21:03|PermalinkComments(0) 旅の記録 

2008年09月14日

The little sex and the city in チューリヒ

チューリヒ経由で帰宅の夜、
2002年のとき一緒に船で仕事をした友達とレストランが閉まるまで
スイスビールを飲みながら、そのあとはホテルで3時過ぎまで
6年分のキャッチアップをする。
長年オーストラリアでメディアコーディネーターをしていて、
つい最近北京から帰ってチューリヒで新生活を始めたばかりの彼女の話は、
新鮮で斬新で耳に心地よく流れ込んでくる。
北京での現場の話、昔の共通の知り合いの近況とか、これから何しようとか。

彼女は今年に結婚したばかりでもあるのだけれど、
世界中を飛び回ってスポーツイベントに関わっている彼女は
2002年のときのまま、等身大で肩の力が入っていない
つるんとした魅力的な女性のままだった。
スタイルや生き方が素敵だなと思えるちょっと年上の女友達と
しゃべるとすごく元気がでる。若くてまっすぐな年下の友達も、
馬鹿ができて同じ言葉で語れる同年代の友達との時間もはずせないけれど、
一番いろいろ私に教えてくれるのはやっぱりちょっと先輩の
ふとした一言なことが多いのだ。
言葉だけじゃなくて、しぐさだったり、かいまみせる女らしさだったり。
お互い6年前の場所とは違う場所にいるけれど、
瞬時にあの時の空間に戻れるここちよさ。
毎日会える距離にいなくてもこうやって人生の交差点で
折に触れてお互いの時間がつなげられるのは大人の特権であるなぁ。
おいしいものを食べながら、時間を気にしないで人生を
愛を持ってふりかえる。問題も可能性も楽しみも苦しみも
いっぱいある現在進行形の自分たちをそのまま広げてみる。

素敵な女友達は人生を楽しくする。

それにしてもチューリヒは寒い。鍋が食べたくなる寒さだ。



at 22:32|PermalinkComments(0) トモダチ関係