一度、新宿だったか品川だったか
一日一万円で
9時から5時まで昼ごはんの時間一時間抜かして
ひたすらダンボールに入っている封筒の封をきって
中に入っているピンクと緑の紙を分けるという
幼稚園児でもできそうなバイトをしたことがある。
一週間だけだったと思うけれど
もう二度とやりたくない。
たとえ10万くれると言われてもやらない。
10万もらえるなら、とりあえず我慢して
アフターファイブを充実させるという手もあるけれど、私は嫌。
そんな一日の3分の一を過ごすところで。

最初は、すっごくお給料低くても
一日の大半をワクワクしながら過ごせる仕事をしたい。
そして、そういうワクワクするような気持ちでできる仕事っていうのは
ずっと続けてれば、お給料が少しずつあがっていくような
自分のスキルアップだったり、人脈だったり
新しいチャンスだったり、とにかく生活が豊かになる源があるはず。
もちろん、ワクワクっていったって仕事って結構やなことあるけれどね
こう、これを続けていった先になにかバラ色というか
虹色の予感がある世界に身をおいておきたいと思う。
今日も灰色、5年後も灰色、退職するまで灰色・・・
そんなんだったら、だめでしょう。
今灰色でも、ちょっと先に光の予感がある、そういうのがいい。
40過ぎたらちょっと快適な環境で働いてていいと思うけど（笑

最近、アフィリエイトだとかMIXIでお小遣いとか
ちゃんと調べてないからあんまりよくわかってないのだけれど
「簡単に”誰でも”儲かります☆」な話にいろんなところで
遭遇するんだけれど、これって不景気だからなの？新しい自己実現のカタチ？
アフィリエイトがばりばりついているホームページって
読む気が失せる。せっかくいい内容の文章書いてても
がめつさがでちゃって、なんか美しくない。
宣伝だらけのユニフォームみたい。

副業でガポガポ！
人生を変えましょう！
こんなうさんくさい話に乗る人がいるんかいな、と思うんだけれど
それが結構いそうだからビビル。
宣伝文もコメントも絵文字だらけで頭悪そうなのとか
「怖いけど、興味あります～」とか
むやみやたらに暑苦しかったり
（「人生の第一歩を踏み出してみないか！！！」みたいなの）
無意味にかわいこちゃんの写真だったりセレブ☆主婦とか
コピぺまるだしの文章だったりあからさまハンドルネームだったり
こんなの業者なんだろうから、
まともに相手にするほうがバカだと思うんだけど
それでも一言言わせてもらおう。

君たち、ちゃんと汗水流して働けよ

ま、お小遣い稼ぎとか
主婦の片手間で日給3万とか
おいしい話っぽく見えますけどね、
それってさー、なんか自分のこれからを変えるようなこと？
お金もらっておいしいもの食べてきれいな洋服買って
女の子にもてて、男の子にもてて
それでどうしたいの？
乳飲み子かかえて、生活たいへんだっていう人は
私ごときがコメントする立場でもないから
片手間で3万稼いでいただいて結構ですけど、
結構20とかそこいらの若い子が
簡単な儲け話にひょいひょい惹かれているっぽいのはどうなんだろと思う。
新型オレオレ。
オレが簡単に儲けてます。
コンピューターのスキルなんていりません。
私が簡単に儲けてます。
簡単で！おこづかいいっぱい！
オレがオレが。ワタシがワタシが。あなたもあなたも。
世界平和考えろとは言わないけど。

仕事って、実は自分しかできないと思ってても
休暇なんかに出ちゃうとちゃんと誰か他にやってくれてて
地球って自分がいなくても休んでても意外にきちんと
まわってくものなんだけれど
それでもさ、自分が一生かけてやりたいことを
地道に追求する姿勢って大切だと思うんだよね。
自分がやりたいことを地道に探したり、積み重ねていく
「地味」な生き方に、”簡単に儲かる人生”は敵わない。
たとえが悪いけど
若い時分にひょいと金メダルとっちゃってその後ぱりっとしなかった
”頂点を極めた”平泳ぎの選手の生き方よりも
愚直ともいえるサッカーのキングカズの生き様が
多くの人を勇気づけるように。
人生の豊かさって、いくら手に入れたかじゃなくて
どれくらい人に影響与えられたかで測られる気がする。
それって、「多くの人に」認められればとか
人気がでればいいということじゃなくて
自分の生きていくうえで出会った人に
よい影響とか反応が呼び起こせること。
金儲けに執着してしまっている生活には
社会との有機的な接点はない。
儲けた金で友達と流行のレストランに行けるけどね？
ま、で行ってどうするの？
そういう表層のディテイルでなくて
どういう時間が過ごせるか。

お金はちゃんと使えないうちにいっぱいあっても腐ります。
若いうちはお金儲けに時間なんかかけないで
自分の視野を広げるのに
能力を磨くのに
いっぱい時間をかけないといけないのに。
どのレストラン行くかじゃなくて
なんの話をしたいか。そこでしょ。

世界をみて
人に会って
自分の限界にぶちあたって
銀行口座の残額に一喜一憂して
映画館に通ったり
本をひたすら読んだり
しょうもないこと議論して
心が震えるような経験をして
何をしろとか
しちゃだめってことじゃないんだけれど、
急いでそんな大人にならなくていい。

ケリーのバックはあとで買えます。
有限の青春時代を金儲けとショッピングで
終わらせないように。

こういうこと言わずにはいられないところが
私も、年取ったなーと思うね。ﾀﾊﾊ

本日からルンベックで「栄養トレーニング」＠一週間。

こういう新しい知識が吸収できて、且つ
南スーダン各地からスタッフが集まってきて
情報交換できる機会はとても貴重。
保健省やら各オフィスの栄養専門のスタッフが結構いる中で
栄養に関してほぼ素人の私が混じって
みっちり一週間トレーニング、栄養について。

栄養失調の種類だとか、どの食べ物にどんな栄養があるかとか
どの栄養素が欠けるとどんな症状がでるとか、
食糧を扱う仕事をしている私たちがちゃんと知っていてよいこと。

社会人になるとよく聞くことだけれど
勉強する時間が本当にない。
時間がないというより、仕事で「やらなければいけないこと」に
エネルギー使いすぎて仕事終わると何か新しく”勉強”する気力が蒸発してる。

学生時代にもっと勉強しておけばよかったな～

というのはもはや古典的なつぶやきとも言えるけれど
私は学生時代はほかにやるべきことをいっぱいやってきたので
今更勉強しておけばよかった、とはいえないかな。
たぶん、勉強ちゃんとしてたら、今いるところにはいないかもしれない。
寄り道できたからこそ面白いことができてる。
一片の後悔もなし。二つだけやりそこねた
?青年海外協力隊
今似たような環境にいるし。
?高校生の時、彼氏が欲しかった
もし最高の男に高校時代に出会ってしまい
早めに結婚して子供産んでたりしたら
今スーダンなんて来てる場合じゃないから
予定通りにならなくても一生懸命生きてると
つじつまってのはなんとなくついていくものらしい。

閑話休題。
スーダン赴任当時は毎朝時間割作って
スパニッシュやらスワヒリ語やらやってたし、
英語の読書もして、Economistも記事熟読して
って受験生のような気合があったのに気がついたら行方不明。
今の私、ロッキーみたいに体を鍛えるのと
ビール飲むのと、スクラブル（ボードゲーム）と
同僚としょうもない話をして、あとは休暇を楽しんで時間が経過している。
なんだか自分が”磨ける”時間の過ごし方をしていないことに気がついた。
体の筋肉は絞れてるけど、精神の贅肉がついてる。

ひたすらひたすらアウトプットの日々。
もちろん仕事や現場で学ぶべきことも多いけれど
もっとこううまく時間を使って
自分のグレイドをあげることにかまけないといけないな。

トレーニングに出て、どっぷり新しい知識に浸かると
また新しい「がんばろう」が見えてくる。
もっと栄養の知識を増やしたい。
もっと栄養関連のプログラムを発掘したい。
追われる仕事じゃなくて
追う仕事ができるために
自分のインプットを怠ってはいけないのであった。

ルンベックは昨日から大雨。
今は雨上がりのひんやりとした空気の中で
すがすがしい気持ちでブログを書いている。

もっと勉強しよう。
勉強すればよかった、という過去形の反省は意味がない。

今、勉強する。

世の中、夏休みが始まる時期だけれど
心を決めたときに、新学期は始まる。

高い建物を建てれば建てるほど
人は神から遠くなっていく。
空が小さくなっていく。

手を伸ばせば届きそうな雲。
大きく息を吸えば吸い込まれそうな青。

空と大地の距離が近い場所では
人はいつも歩く。
人と出会い、自然を享受し
ゆるやかな流れの中で、時間を自分を慈しむ。
見上げれば、天
見下ろせば、土
目をつぶれば、今

大きな大きな宇宙と明日が向こうにある。
始まりは、いつもここにある。






これはWFP-GTZの共同プロジェクトの学校。
このLomeyanでも来月から給食プロジェクトを始めます。

来週からルンベックで「栄養トレーニング」なので
金曜日にロキに出て
土曜日にルンベックに飛び
週末はのんびりなゴールデン予定劇場。

金曜日のロキといったら!

それはWebbs←クラブ

だったんだけれど、最近できた「いけてる」クラブNim tree
ナイロビからライブバンドを連れてくる日もあって
女の子のパフォーマンスもあって、
今ロキNo.１ホットなスポット（S君談）に行くことにする。

なんでももはやWebbsは時代遅れの取り扱いで
みんなニムトゥリーに行ってるらしい。
Webbsもう誰もいないって。ケニア人、見限るの早っ。

パフォーマンスがあるということでそれにあわせていったんだけれど
しょっぱなから、かなりきわどいミニスカートとブラ風のタンクトップを
着たお嬢さんの挑発的なセクシーダンスから始まった。

なんていうかね、下着がゴールド色だったり
ブラ風タンクから踊っているうちに中身がこぼれたり
一言でいうと・・・卑猥！
ダンスがうまいというよりは
薄幸そうな若い女の子が挑発的な目線で
セクシーに体をくねらせる。
みんな盛り上がってるけど、
なんか痛々しい。笑顔がないからかな。
週末のロキはすごく雌と雄の匂いがする。
まぁセッティングが野外なので健康的というか
退廃的、場末な印象はありませんが・・・

次の「一番人気」の女の子、
口パクがずれてて、気になる。
タイのおかまバーの松田聖子を見習ってもらいたい。

で、ダンスコンテストみたいなのになって
周りに「ﾐｵ、お前出ろ出ろ」ってけしかけられるんだけれど
あの薄幸エロ少女とずれ口パクシンガーのあとに
はちきれんばかりの健康美を小さいTシャツに包んだ
ケニア人の女の子に混じって、スポットライト浴びて踊るのは
なんか、恥ずかしいわねー。まだそんな飲んでないし。

フリーになったあとのクラブは
だからってほいほいついて行ったりはしませんけれど（当たり前）
開放感あっていいね。別に誰にみつかっても堂々としていられるし
いやしかし、たとえいい男がいても
なにかことに及ぶ前に
「あなたには、妻いますか？」って無粋の極みなことを
しなくてはいけない心境なんだわ、と思ったり。
ま、こんな場末場外のクラブで
なんにもはじめませんけど。

まぁそれにしても、お約束、社交辞令とはいえ
週末の盛り場で言われる無責任なほめ言葉とか誘い文句とか
テーブルの間をぬってあるくのに
視線の糸がひいたりするのは
悪い気はしないけど
今日はこんなのが！

知り合いの男の子なんだけれど、
酔っ払っちゃってもうどうにもならなくて
くどき文句がスピードアップ。ヒートアップ。

僕の子供を産んでくれないか。
君と僕の子供だったらきっとかわいいはず。
ユアンと名づけよう

・・・

「潔さ」というのはおそらく私が好む一つのクオリティ。
他人にもそれを求めたいし、もちろん、自分も潔くありたい。

大きな課題を追求するときの強固な集中力というのは必要だけれども
もうだめだろうな・・・と思いながらズルズルとか
いけないんだけれど・・・と知りながらダラダラという
余熱でなんとなく続いてしまう惰性の奴隷にはなりたくない。

何通もメールをもらった。なぐさめの。励ましの。
私は正直、彼へのDevotionから醒めるのに必死にエネルギーを
使ってはいるけれど、おそらく心配されているより落ち込んでいないはず。
落ちるのと違って、這い上がるエネジーは上向きだから。

面白いなと思ったもの数点

「投資をしたものが暴落してしまったというくやしさはあるでしょうけれど、
それは、その価値がもうないということです。
残っている魅力を別の物件に積極投資しよう」

「みおちゃんはもっと”私はちゃんとしたパートナーを求めているのよ”
オーラを出さないと」

「男を見る目がないのではなくて、男がみおの器に合わなくて
脱落していくんだと思うよ」

「結婚は別に予定通り来年しなくてもいいのですから、
じっくり探すといいでしょう」

ありがとう、みなさん。
・・・・で今日もですね、話したんですけど。彼と。
びっくりしたのが

みお、お前目を覚ませ！

といわれたこと。
わからないのか！
どんなに俺が君のことを思っているのか。
彼女（←妻）は俺たちのこととは一切関係ないとか。
俺は君には全てを見せてきたとか。

夢見ているのはどちらだよ・・・

最後の最後までサプライズな人です。彼は。
こういう悪気のない悪人が垣間見せる
よい人ぶりと必死ぶりに私は惹かれるのですな。
根っからまじめで誠実なオーラに響かないで
黒い腹のからふと見える良質の繊維や菌に興味をもつ
科学者体質。
好きか嫌いかって言われたら私今も彼、大好きだけど、
もう私は振り返らないよ。

そんな難しくないと思うんだけど私の趣味。
評判のいい大量生産品でなくて
通好みに一癖ある不良品を改造して使ってみたいだけ。

・・・やっぱ自分のカスタマイズ能力もっと磨かないと
だめかしら。

恋愛に破れて仕事に燃える！なんていうベタなオチにはしない。
両方やるんです、ちゃんと。
ただ他のよりどころがあるから、一個が暴落しても
楽観視していられるというのはある。
精神的なリスク分散といいますか。
他のに気をとられている間にまた復活する。
バランスは大切。

これくらいになるとただやみくもに突っ走るだけの潔さでは
世知辛い世の中では泳いでいけないのだわ。

潔さ、覚悟、計画、実行。

・・・なんだか書いているといい感じです。
つくづく思うんだけれど
自分を振り返る作業、「書く」ことがすごく役に立つ。
「ある種のマスターベーションですね」ととある人にいわれたけれど
そうなのかも。自己処理。消化を助ける酵素の「言葉」。

時に300人近く来る”公”の場所で自分のダークサイドを晒すこと。
それはひとつの覚悟なんだと思う。
自分の元上司に見られても、昔好きだった人に見られても
知らない人に見られても、それは別に構わない。
逆に自分で世界に「宣言」を出すことで自分の方向性が
よりクリアに見えてくる。
・・・でもさ、いつもよりアクセス数格段に増えてるのはなんで？

成長の軌跡。
ブログは、途中経過。

今の私を力づけるのは”世の中とつながっている感覚”
ずれてたら一喝してもらいたいし、
おかしいなと思ったらそう言ってもらいたい。
いろんな人の意見を聞きたい。
自分の価値観の軸にがつーんと蹴りをくらってる今、
ちょっとくらいパンチが続いても大丈夫。

潔いっていうよりMなだけ？

やっぱり彼、既婚者でした。

それを知ってしまった今
（いえね、今更なんですけどね。
信じてみたわけですよ、惚れた人ですから）
仮に私への気持ちにウソがなかったとしても
彼には私を愛する資格はない。
私には彼を愛す権利がない。

そりゃまぁ勝手に横恋慕するのはいいですけれど、
永遠に青春時代が続くわけじゃないですから。

怒りと痛みには、免疫ができた。
とりあえず自暴自棄にならず丁寧に生きてみよう。
仕事と友達とやりたいことがあるから救われている。
恋愛至上主義者でなくてよかった。

積み重ねた時間、楽しかった瞬間にはウソはないけれど
根っこがFakeだったら幹も枝も育たないね。

１０ヶ月と６日間の心を沸き立たせた恋
そして、はからずもの愛人生活
完

今日、ニャマチョマ（やぎ焼肉）を食べながら

長生きをする秘訣は何か？

という話題になった。

マサイ族のセキュリティーオフィサー
「睡眠時間は毎日３時間、ビールは最低３本、
そして週に３回は長いセックス、短いのはオプショナル」

ルオ族（ケニア）のドライバー
「ストレスをためないために、睡眠時間は長め、
アルコールは多め、セックスは毎日」

トポザ族（スーダン）のプログラムアシスタント（女）
「しっかり寝て、しっかり仕事をして、肉をたくさん食べる」

・・・・で、私の番になったわけだけれど、

「睡眠時間は７時間がベスト（と日経新聞で載ってた）
休肝日を週２日は設け、
日本人は一年に平均４８回しかセックスしないらしいよ」
（これもなんかの雑誌に載ってた記事。調査国中最低らしいね）

・・・最後の項目の
週に平均して一回というセックスの数が議論の焦点になった。
あんまりステレオタイプに決めつけるのって
よくないと思うけれど、
日本ほどセックスレスが社会的に問題になる国ってないよね。
ヨーロッパにしても、アメリカにしても
言わずもがなのアフリカ。
精力が旺盛、っていうので片付けてしまっていいのか
社会的な環境なのか、
基本的に、セックスしない、というオプションがない人たちが
結構たくさんいる（ようだ）
ま、日本には風俗という便利に手軽に欲を処理する場所があるから
配偶者にStickしないでもどうにかなる、という論点もあるが
これを言い出すと、議論があさってに向かっていくので
本日は省略。

「えーそんな週に一回しかできないんじゃ
仕事の効率上がんないよ～」とかのたまうのは
元々仕事の効率なんてものを考えてるのをみたことない
うちの某スタッフ

ほかの質問「セックスしないでほかになにするの？」

・・・やることなんていろいろあるじゃん。
テレビみるとか、本読むとか、ビリーのブーツキャンプやるとか
仕事とか仕事とか仕事とか

長生きしない動物ほどぽこぽこ子供を産むことを考えると
日本人が生涯に産む子供が少ないのと
平均寿命が高いのも理にかなっている気はする。

もちろん、食事もやぎとまめとうがりだけってよりも
断然健康食だけど。

・・・ってか、いろいろ議論して
あーだこーだいうものの

”長生きの秘訣”という本来のテーマにフォーカスすると
マサイ族よりルオ族よりトポザ族より
日本人の方が絶対長生きだし。私の論が説得力強め。


で、本日の議論のまとめByマサイのオフィサー

セックスできないくらいだったら長生きなぞしなくてよい

・・・おあとがよろしいようで

100人以上軽くきたWFPでのフェアウェルパーティ
古巣のｹﾆｱ人スタッフのお別れ会。
たくさん人来るのはたいへん結構なんだけれど
呼んでない人もたくさん来てる
・・・で、あなた誰？という人いっぱい。


で、ビール２０ダース（２４０本！）
ソーダ１０ダース
ヤギ７匹

・・で足りなかった

ビールもってこーい
ピルスナーじゃなくてトスカーだー（ビールの種類）
自分、ごはん食べてないー

私はウェイトレスじゃないんだよとか

肩こってるからマッサージしてよ
君のボーイフレンドになりたい
車ないから送って

私はホステスじゃないんだよとか

「ふざけるな」と思わず切れかけたシーンもありましたが、
基本にこやかに通しました。途中若干切れたな。
酒飲むとたちが悪い人が何人もいるけど
スタッフもすごい手伝ってくれたし
（手伝わないやつほど文句ばっか言う）
まぁよかったんじゃないでしょうか。

で、夜中３時半になって
外部のゲストがほとんどはけてから
はじめてビール一本とヤギの欠片を食べました。
若手だけ残って踊る！踊る！

学びや気づきがあるわけでもないし
運命の出会いもありませんが
折に触れてこうやって周りの人たちと交流できる場が
あるのはいいことです。
人間の本性みるね・・・

おつかれさまー


Kapoeta ガールズ！



笑顔がはじけてます・・・うちのスタッフ（一部）と

昨日カポの具合が悪くて
一日何にも食べなかったの。
おなかをさすってあげたらゴロゴロなるから、
「かわいそうに・・・腹下してんだわ」
と本気で思ってたのよ。

で、夜いまだかつてない勢いでじたばたするから
「腹下してるんだったら外でやっておいで」って
ぽーんと外に放り出しておいた。←鬼
いつも、トイレに行きたくなるとドアのところで
アピールするから、今回もそれかと思ったわけ。
で、30分くらいしてドア開けると戻ってくるんだけれど
昨晩はそのまま帰ってこなかったんだけど、
「まぁ遊びにいったのかしら」と思って
私はそのままベッドに逆戻り。熟睡。

で、7時に起こされた。

みおーカポが子供産んだよ～

え、えええ～
だって予定日8月末だって言ってたじゃん。（スーダン人は言うこと結構適当）
今って7月半ばだよ！？
そんなんありー？

あり！ということで
人のテントにもぐりこんで3匹も赤ちゃんを産んだカポ。
昨晩、非常にもぽーんと放り出した鬼母をみて
性懲りもなく、尻尾パタパタ振ってるの。
「すごいよー私子供産んじゃったよ～」ってノリ。

あららー、とミルクを持ってきてテント覗いたら
さっき3匹だったのに、一匹増えてる。
しかも、毛がぬれてる。産まれたて！！

カポがすごい勢いでミルクを飲んでいる間に
眼も開いてない顔がくしゃくしゃの仔犬が
きゅーんきゅーん鳴いてる。

な、なんて君たちかわいいんだ！！

で、仕事の合間に1時間ごとにチェック。
眼も開かないし、足もたたないけど
みんなおなかを地面にペターとつけて
ハイハイ。でカポのおっぱいをちゃんと探りあてる。
すごいね、生命の神秘。

で、お昼ごはん終わっていってみたら
今度は白い犬が増えてる！

5匹・・・

どんどん増えてる。
なんでも12時間くらいかけて次々産むらしいんだけれど
カポはもうおなかがすいてしょうがないらしく
オフィスの私のところに駆け込んできて必死のアピール。
で、えらいなと思うのが
ちゃんと食べ物あげると、仔犬のところにもどってちゃんとママになる。
こういうのって教えてあげなくてもちゃんとできるんだね。
感動。。。

一日具合悪かっただけで、
仔犬をぽこぽこ産んで、
もう夜には、いつもどおりヤギ肉をむしゃむしゃ食べてる
たくましいカポ。

いやぁ、なんかとっても嬉しい。
手のひらサイズの、今はねずみか猿だかわかんない
ぶちゃいくな生物だけど、これはきっとすごいかわいい犬になる！！

出産って大イベントだけれど
こうやって、地球上のいたるところで
新しい命が次々に誕生している現実。
理屈じゃなくて、
素敵なことだと思う。


このカポの慈愛に満ちた表情！
産まれたばっかななのにもうこんなに立派。
なんでもスタッフ曰く
生まれて酸素に触れると膨張するんだそうだ。
ほんまかいな・・・

ニンテンドーDSもないし
ディズニーのビデオもない

なのに毎日なぜか楽しい。

大地を踏みしめる足
重いものを載せる頭
新しいことにワクワクする心
スーッと伸びた背筋
そして横にいる友達

君たちのその視線の向こうには
どんな明日が見えますか

よく働き
よく歩き
よく笑う

彼らが本気になって学校にいったら
そしてそこにちゃんと先生がいて
読み書きを覚え、歴史を習って
自分の考えを発表して
しっかりごはんを食べられれば
未来は確実に変わる。

曇り空の下でも
原石の輝きは鈍らない