2006年09月

2006年09月30日

虹とホッチキス

土曜日だけどこんな時間(夜の10時20分)にまだオフィス。

来月はスタッフ総出で2週間かけて
東エクアトリア地域に
ANLA(Annual Needs and Livelihood Assessment)
年次ニーズ生活評価のフィールド調査に行くことになっている。
国連主催でなくてあくまで
「政府」主催ってことになってるのだけれど
(これもキャパシティビルディングの一環なのです)
実際はうちがロジやらトレーニングやら
もろもろを手配しているので、
実は二倍手間がかかる。
私のサインでよければ、だーっと打って
ちゃかっとサインしてプリントしてさっさと配ばれるものを、
私がドラフトして、政府のおえらいさんに
チェックしてもらいに持って行き、OKがでて
一旦オフィスに戻り
政府のレターヘッドにプリントしなおして
また政府に戻ってえらいさんのサインをもらい
またオフィスに戻ってコピーして
そいで関係者各位に配る、なんてやっている。
ひたすら資料をプリントして
プリンターにソートする機能がないので
床に一列に並べて左から一枚ずつとりまとめて
ホッチキス、とかそんな高校時代のバイトを思い出す
仕事をしたりもする。(さすがの経験値で
スーダン人もビックリの手際のよさのワタクシ)
それでも
車乗るぞと思ったらドライバーがいないとか
(家に泥棒が入ったとのことで勝手に帰ってしまっていた)
どうにか呼び出したと思ったら
今度は政府の役人がオフィスにいないとか
こう行くとこ行くとこで足止めをくらっているから
なかなかスムーズにはいかない。

木曜日から全地域から政府の役人やら
農業省のお偉方だとか国勢調査の関係者とか
NGOとか国連とか50人くらい人が集まって
うちでトレーニングをやっているもんで
週末どころではないのであるが
まぁもともとなんにもなくても
週末も週日もたいした差があるわけではないので
超やる気みなぎるって感じでもないが
文句タラタラというわけでもなく
比較的無我の境地で仕事をしている。

人との距離が近い南スーダンでは
いろんな年代やら背景やらを持った人と
簡単に会えて、話ができるのが面白い。

今日も国勢調査機関のトップの人が
夕食時隣に座ったんだけれど

スーダンに考古学の調査に来ていた友人の「クリモトさん」
の話とか(私この人の論文読んだことある)
「1975年にカメルーンで修士をとった」という話に
「あー私その年に生まれたんですよ」と盛り上がったり
私の年の長男を筆頭に5人の息子2人の女のパパなのだが
「いやー3人男の子が続いたときはがっかりしたね~
あーI wanted to have cow!」(娘じゃなくて牛!ってところがポイント)
←男の子だと婚礼金である牛を払わないといけないので)
大笑いしたりして楽しい時間をすごした。

今だにはっきりとした人口統計があるわけではない
南スーダンに、来年の11月を目処に人口調査を実施すること、
人口調査を実施することで、字が読めない人たちにも選挙権を
いきわたらせるようになるんだとか
そんな展望を聞いたりもする。

暗中模索に近いスタート地点に立ち
少しずつ復興に向かう南スーダンを担うスーダン人たち。
一人一人カウントして人口統計を作ったり
村にはいって一人一人に話をきいたりする
気が遠くなるような作業をなくしては
将来設計も、未来の国づくりもありえない。

そう考えると一枚一枚コピーして
手作業でホッチキスとめる作業も
いろいろと思い通りいかない毎日のモロモロも
なんだか大きな可能性につながる気がしてくる。

雨上がりの空に鮮やかな虹をみた。

どしゃぶりの空が晴れて、広がる虹を見上げていると
なんだか明るい気持ちになる。
一刻と一刻と虹色が薄れていくのを
「とまれ~」と思いながら見ていた。

世の中に、変わらないものなんてない。
雨上がりの美しい虹が空気に混ざっていくように。
虹が溶けたあとにゆるやかに広がる薄い青空。
夕暮れの空に今日もまた太陽が西に沈んでいく。

太古から変わらない時の流れの中で
人は移りゆく時間のはかなさと美しさを詩に読み、
将来に思いを馳せたはずだ。

私もまた、気が遠くなるような時代の一瞬に今、生きている。

そうこうしている間に9月も終わってしまった。
改めて振り返って加速する時間に圧倒されるけれど、
今は振り返る時期じゃない、
前を見てどんどん進まなきゃ。

5年後のカポエタ、10年後のカポエタ
さて、自分はどこで何をやっているのだろう。




at 23:08|PermalinkComments(2) お仕事 

2006年09月29日

アングルを変えて覗いてみる

えーと短調の消化物ばかりですみませんでした。
心配しないでね、私は大丈夫。

はっ それってあり?!

という問題が多くて
こうなんつーかやりきれないというか
仕事の髄に触れるような
チャレンジなんだったら
やる気もみなぎるってもんですが
瑣末な割にダークでヘビーだったりして

意見を求められ
解決を期待され
うまくいかないと責められ

じゃどうすりゃいいんだよ?怒

という井戸に落ちておりました。村上風に。
光がさしこんできたので、外に出ることにしました。
ここ最近の問題はこんな感じであった。おすそわけ。

?スタッフAの弟の子供が死にそうなので
ケニアまで運ばないといけない、でも車がない
?スタッフBが隣人から借りたカラシニコフが
盗難にあってしまい、スタッフBが
盗難幇助で刑務所に入ってしまった
?スタッフCが夫から殴られ顔が割れた
?スタッフDがスタッフEから譲り受けた薬で
中絶をしたといって夫がどなりこんできた
?スタッフFの妻が、婚礼金の牛を払わなかったせいで
義父に誘拐されてしまった
?車が二台故障中なんだけど、修理が
いつまでたってもこない
?ドライバー1名が休みをとったまま雲隠れ
?スタッフGがハルツームから買ってきたゴールドの
チェーンをスタッフ3人に売ったんだけれど
そのうちスタッフHの夫がスタッフGとHが
不倫関係にあるのではと疑心暗鬼になり
スタッフHを仕事にいかせなくなった
?セクハラおやじがいる。悪い人じゃないんだけどうっとうしい
?仕事のE-mailが読めない
?衛星電話が壊れた
?飼犬(カポ)のことで文句を言われたのでカポを移動
←こういう仕事じゃない
プライベートなことが、仕事に差し障るってのが嫌なのよね。
仕事が終わったあとのことガタガタ言われたくない、と
思ってもおんなじ敷地ないにいるので、これはもう
自分がオトナになるしかない。
など

暴力が日常的に行われてて
社会における女性の地位がやっぱり低い。
働くのは女性なのに。←トポザ
私がどうこうできるレベルじゃなくて
根本的な社会のあり方から変えないとどうにもならない
問題だったりもするんだけど、
憤る割に無力でしかない自分の現状に
ため息もついてる暇もない。

ごめん、私のストレスなんてこの程度なんですよ。
でもさ、スタッフが駆け込んできて
なんだ?と思ったら
刑務所だ!とか中絶だ!とか
死にそうだ!とかさそりにさされた!とか
地雷が発見された!とか
そういうの多いんだよね、
で、そういう外部の問題はいいんだけど(というかどうしようもない)
問題があるときに、自分の人格を否定するような言い方をされたりして
ムッキー怒と来ることが結構あったのが今週。

それでも今日お茶の時間にスタッフと話していて
彼は私より7つも若いのに
両親を戦争でなくし、
兄弟と一緒にエチオピアから
8ヶ月もかけて歩いてカポエタ来たんだ、
という話を聞いて深ーく反省。

っていうか、ストレスも幸せも
人と比べて査定するものじゃないのだけれど、
私の今の状況なんぞ
20年の荒波をもろにかぶってきた
スーダンの人たちからみたら
へそのごまのかけらのしわくらいのものだ。

一人でアップアップして
涙してみたり、怒ってみたり
むかついてみたり、
大層なことのような気がしたのだけれど、
自分がたつ時間軸と地図を拡大図のように
大きく取って、宇宙から覗いてみたら
私のストレスなんて、
超たいしたことないじゃん。

試練なんてそんなヘビーな言葉を使っちゃいけないわね。
これは、イベントね、イベント。




at 16:28|PermalinkComments(6) ワタクシゴト 

2006年09月28日

神様とストレス

ストレスと涙は人には見せちゃいけない、が信条の私だが
最近ちょっと脆くなっていることもあって
はからずも涙腺がはじけてしまったりもする。
人は選ぶけど。武器にするほど器用じゃないけど、
泣きたいときは泣かないとやっぱり悲しみや怒りは
中にためてると発酵してきちゃうものね。

となりのオフィスの日本人の友人が
「こういうところにいると腐ってくるから、消毒しないとね…
シャネルの5番で」なんて、うまいこと言っていた。
ユーモアのセンスとバランス感覚はとても大切。

面白いなと思うのが、
私がストレスを感じているのを知っているこちらの友達は
「神様に祈りなさい。
そうしたらあなたを苦しめているEvilがいなくなるから」
という言い方をすること。
はっきりいって、私の今のストレスの種の人が
毎週ちゃんと教会に行っているのを知っているから

それはウソだろう

と思っている自分がいる。

神様を信じないといい人間になれないんですか

神様を信じてるのにしょうもない人間をたくさん見てしまうと
神様って何?と思ってしまうわけ。
それは即神の否定、ってわけではないのですよ。
神様を信じていることで、自分の良心やルーツに返る
いい人もたくさんいるのも確かだし。
神様を信じてなくても「いい人間」でいられると思う。
「救われる」とか「天国にいける」とか
そういうのはおまけであって、大した説得力はない。
この世は仮の世で、あの世が本物、って
おまえ見たのかよ、って思わない?
丹波哲郎に言われたらそりゃ納得するかもしれないけど。
(でも納得してどうする?)

親だったり信頼のおける友人だったり
自分の経験だったり、信念だったりそういう諸々のものに
形付けられる自分の筋みたいなもの、そういう大切なものが
あるから、少なくとも今の私は「宗教」というものは
必要がない。瞑想とか禅とか惹かれますけどね、
Things to doじゃなくて
ひろーい意味での心のあり方に興味がある。
人間というものを掘り下げていくと宗教を抜きには進めないのは
わかっているのだけれど。
とりあえず今のストレスは教会にいってどうなるものではない。

神様に祈ると悪魔がいなくなるってのは
どうなんだろうと思う。人の心には神も悪魔もいる。
自分の罪を親戚でもないジーザスが
肩代わりしてくれるってのもよくわからないし、
ストレスを感じるのは自分の器の小ささだったり
自分のキャパシティ不足だったりもするわけだから
まずは何かに縋るより、自分に向き合うことの方が
大切だと思うんだけど。
↑思うのは簡単、やるのが難しい。

「みおを今週、教会に連れてってあげるよ。
You will feel better」

とにかくまぁそういう友のやさしい言葉に
ほろっと来てしまったりするわけだけど。
でもやっぱり教会には行かないんだと思う。
気の置けない友人と木の下でゆっくりワイン飲む週末の方が
私を「いい人間」に戻してくれる度合いが高い。

求めよ、さらば与えられんなキリスト教に
求めなければ与えてくれないなんて心狭いよね
とか喧嘩を売ってる愚かなワタクシ。

とにかく今はがんばりどき。



at 23:47|PermalinkComments(8) かるちゃー 

2006年09月27日

平均でトントン

今、ストレスレベルが最高に高い。
胃に穴がボカボカ開いて
胃酸がドボドボこぼれてきそうなほど
イライラすることがある。

同時に今、すんごい嬉しいことがある
とってもワクワクしてることがある。

嬉しいことがあるからって
嫌なことが清算されるわけではない。
嫌なことがあるからといって
嬉しいことが減るわけではない。

ということで、平均すると
人間として機能するレベルは保てているが
一日が終わるとクタクタになるのだ。

なーんもなくて平穏で昨日と同じ今日で
今日と同じ明日でっていう日ももちろんあるし、
一年を通してみれば、
こんなストレスとワクワクの両極端が
一度にやってくる波が高い日より
凪の日の方が多い。

朝どよーんという短調の気分波の後で
オペラのソプラノの華やかなクライマックスの
気分になる夕方を経て、
一日を終える。

疲れすぎるとよく眠れるどころか、2時ごろむやみやたらに
目が冴えてしまって、突然起きて
シューシュポスの続きを読んだりするもんだから
自分がなんだか天才か廃人かとにかく
一般のヒトとして一線ずれてしまうような錯覚に陥ったりもする。
処方箋としてOSHOの"Maturity"を読んだり
ナポレオンヒルのやる気がでるマニュアル本を読んだりもするが
とにかく2時という心穏やかに細胞を復活させる時間帯に
哲学書やらマニュアルを読んで自分を鼓舞したりするのが
間違っている。

ブルーハーツを聴いて寝る。
ごまかしているわけではないのだけれど
考え出すと本当に眠れなくなる。
睡眠大王の私としては本当に珍しい。

これ続けたら間違いなく壊れると思う。
どうにもならないが、嵐が過ぎ去るのを待とう。


at 23:32|PermalinkComments(2) ワタクシゴト 

2006年09月26日

愚痴がこぼれる5秒前

あったかーいお風呂に浸かりたい
品川の焼き鳥やさんでビール飲みながらとり塩食べたい
ロンドンでレ・ミゼラブルの最上階の席で大声で歌いながら
ミュージカルを観たい
カラオケでうすうすのカクテルを飲みながらシャウトして踊りたい
ヒップなクラブでダンスの上手な素敵な殿方にくるくる廻されたい
お気に入りのワンピースを着て海沿いのバーでマルガリータを飲みたい
タイ・マッサージに行きたい
きれいなホテルのベッドで朝陽を浴びながら朝食をとりたい

流れるプールに行きたい
富士急ハイランドに行きたい
川べりでカレーライス作りたい
餃子を皮から作って餃子パーティしたい
山にピクニックに行きたい
バイクの免許をとりたい
美容室で髪をきれいに切ってもらいたい
マニキュアとペディキュアやってもらいたい
山間の寂れた温泉に行ってゆかた来て卓球やりたい
波照間島に行きたい
スカイダイビングしたい
ハンモックに揺られながら村上春樹読みたい
満月にお月見したい
日本食食べたい
カルボナーラでもいいや

ただの現実逃避エキササイズ
御静聴ありがとうございました。


・・・Yes, I am tired.


at 23:27|PermalinkComments(0) ワタクシゴト 

2006年09月23日

孤高の麗人

月曜日の午後からコンピューターのワイヤレスが使えなくなった。
手始めは私とUNHCRのコンピューター。
VSATという衛星を使った電話線もつながりにくくなり、
火曜日からは電源がおかしくなりコピーもプリンターも動かなくなり
ついに、水曜日にはオフィス全部のワイヤレスがアウトになった。
電話も完全につながらなくなった。
それでもケーブルではどうにかつなげていたインターネットが
木曜日にはケーブルもアウト。
唯一の頼みの綱の衛星電話が金曜日には壊れた。

そして誰もいなくなった・・・

じゃないけど、すこーしずつコミュニケーションツールが
壊れていくの。で、今はドライバーも車もロクにないもんだから
何かあったら、本当にアウト。陸の孤島なんですよ、ここ。

今週めちゃくちゃ忙しかったのは
この「問題を解決するために人を呼ぶため」。
右往左往っていうか東奔西走ってか屈伸運動ってか
隔靴掻痒ってか、無意味に消費カロリーは高かった割には
パフォーマンスの質が著しく低かった一週間。
ってかなんも生み出してませんよ、おまえさん状態。
はっきりいって超ストレス。
ハードシップっていって、いろいろ危険地手当てとか
厳しい地域に住む手当とかもらってますけどね、
問題は危険じゃなくて、環境の物理的な厳しさでもなくて
(そりゃ温かいシャワーが浴びれたらいいとは
思うけれど、水しかなかったらそれはそれでどうにもなるものです)
問題が起きたときに適切な対応をすぐとってもらえない、とか
狭い社会での人間関係とか、そういうメンタル面での
小さな一つ一つみたらたいしたことがない積み重ねが
生活を「厳しく」するのですね。

そんなの、日本社会でもおんなじだよとか言われそうですけど。

人はいるのに、できる人がいない。
ロジもやる仕事は山ほどあるのに、車がない
ドライバーがいない。連絡がつかない。

だからオフィスに
「仕事ができない」人がウダウダたまっている。
仕事ができないってすごくストレスがたまることなのだ。
やることが山積みなのに、動けない。

元軍人オフィサーが
「無駄が多すぎる人道機関なんかより、
やることが明確で仕事が効率的な軍隊の方がいいんだ」
なんていうくらい。わからなくもない。

プログラム・オフィサーの仕事って結構な部分、
この「問題解決」のコーディネーション。
難しいことじゃなくて
ひたすら「忍耐」、「創意工夫」そして
他人に対する「寛容」、「説得」、そして「感謝」

小学校の月間標語みたいだよね。
「寛容」「説得」「感謝」
ま、説得なんて小学生のビジネスじゃありませんが。

ということでストレスがたまった一週間でした。
イライラしても、麗しく。
イライラしてて、それを見せちゃったら終わりだと思う。
人間の器ってのは、人間の業の海を掬う大きなお椀。
ヘドの色を見せちゃうシースルーじゃだめだし、
疲れと愚痴がこぼれちゃう穴が開いててもだめ。
津波が来ても、台風が来ても、汚れた業があふれでないように
大きくて、伸縮自在な器をもっていないと。

まだまだあたし、人間小さいです。


It has been bloody hectic week.
Since Monday afternoon, my wireless and UNHCR wireless stopped functioning.
I noticed our satellite phone - VSAT it said, began having the problem of connection on the same say.
Since Tuesday, we got electrocity flaw, which unabled copy machine
and printer, scanner, all the electoronic facilities;
Wednesday was the x-day that all the wireless was out, and VSAT
became just telephone-shaped object.
We could still use cable for limited internet connection, but
it failed on Thurday.
Finally my last resort, thuraya(satellite phone) went on strike
due to overwork; this refuged to even switch on.

And then there were none....

We are gradually out of touch of the outside world,
one by one. Now, we are seriously facing problem of understaffing,
no driver and no car on ground, We will really have problem when
some emergency occurs. We are in fucking middle of nowhere.

So, excuse my language, but the reason why I was so busy this week was
simply because "I have to call people to be here to sort out the problem" period.

I went south and north, up and down, inside out,
whatever movemenvent I could take, I just did to make thing happen.
I spent so much energy but I did create none this week.
Very frustrated.

Well, I know, I am in "hardship duty station" which gives me
lots of incentive for being in "dangerous" or "tough" place to be.
However, security is not the most sereious issue here, nor phisical
difficulty. Of course, it would be nice if I could have hot shower,
but I can survive cold backet bathing.
It is more for accumlation of the small/tiny frustrations which you have to face; like people are not taking into action straight away, and postpone it as if it was not the big issue (it is!) or simply people who complain, do not work or difficult to be with etc.

Well, I know it could be same everywhere.

We have people, but we do not have people who can solve it.
We have load of work, but no car, no driver, no communication.

Therefore, we have many people standing by, frustrated.
I understand it is very frustrated to wait while there
can be soo many things to do, but just kick off has to be made
by somebody else who have never come.

ex-military officer said
it is better to work in military than staying in
incredibly inefficient humanitarian agency.
I can understand that.

For many part of my "programme officer" work,
I have to do this kind of shitty coordination,
it is not at all difficult, but just needs patience,
imagination, generousity, negotiation and appreciation.

sounds like slogan you can find in the primary school..
patience, generosity, appreciation...
well, negotiation should not be their business though ;)

well, so in short, it was very stressful week.
oh well, I should keep myself up even though
my stress level was high.

I really believe that I should have big heart to cover up
stresses. it should not be shown
No colour of pukes of disgust,
No hole to drop off my exhaustion and complain without consciousness.
When Tsunami comes, when typhoon comes,
I want to keep myself under control.

well, I am telling you my friends, I have long way to go...





at 23:39|PermalinkComments(5) 衣食住 

2006年09月20日

カエル天国

昨夜、ベッドで「シューシュポスの神話」を
読んでいたところ、はっと視線を感じた。
自分のテントの中で、である。

”人生における哲学上の最大の課題は「自殺」である”

カミュワールドを息を止めるがごとく堪能している最中に
なんかが自分を見ている感覚はちょっと奇妙。
振り返ると

カエル、がいた。

私のことをじーっと見てた。
本当に、じーっとこっちを見てたのである。
無表情に。って
笑ってたらもっと怖いけど。カエル

ベッドから私が降りたらぴょーんと机の後ろにいって
しまったので、あえて追いかけなかった。(そんな距離ないし)
ねずみみたいに村上春樹のペーパーバック食われる(涙)
こともないし、変なばい菌を持ち込むこともないから
別にいいやって。自然の中にいるとたくましくなるのよ。

昔、雨季の始まりにポンプの近くの水溜りに
これでもか!っていうくらいのおたまじゃくしがいたけど
あーやっぱり予想通りカエル大発生してます今。
トイレのドアの陰に
トラクターにひかれてぺっちゃんこに
台所の冷蔵庫の下に
私のテントに
カポがなんかくわえてるよと思ったら
カエルの死骸だったりとか・・・

夜、遅い時間にオフィス出たりすると
暗闇でカエルの大合唱。

今も入り口の水溜りに夥しい数のおたまじゃくしがいる。
自然ってこういうもんだよね。
気持ちが悪い生き物もかわいい生き物も共存する。
あんまり増えすぎると、自然の摂理で数が減る。
もうすぐ雨季が終わるからカエルは帰る場所がなくなる。

情緒を感じるような「をかし」な季節の移り変わりはないのだけれど
来た当時にはなかった大音響のカエルの大合唱を聞きながら
雨季を感じてみたりするのだった。



at 23:13|PermalinkComments(0) 衣食住 

2006年09月19日

ウォッカとマラリア

昨日は仲良しのFの誕生日だった。

誕生日ってフィールドにいると
自己申告しないとあっさり過ぎ去ってしまう。
私も思えば記念すべき30歳の誕生日は
前日にフィールドに出たもんで
初めて会う人を前に
「今日は私の誕生日だよーん」というのが
気恥ずかしく
ひっそりと地味に30を幕開けたのだった。

なんてことを思い出したもんだから
ちゃんと祝ってあげないとね~と思い
夜、ウォッカの大瓶を持って
お祝いに行って来た。

30半ばだとばっかり思ってた彼、
今日40になったらしい。

例によって私が誕生日の人にする定番質問
「今年は何をやりたい?」に加え
「40代は何をする?」を直撃。

すっぱりと「結婚して子供作って落ち着いた生活がしたい」という彼。
リベリア、エチオピア、コソボ、スーダンと
荒れたところばっかり行ってて
冷蔵庫にはお酒しか入ってない180センチは軽く越してる
「漢!」な彼なのだけれど、
なんかこうかわいい本音を聞けて
いい誕生日会だった。

超ドイツ人の彼のボスとナイジェリア人の彼と
私でウォッカの大ボトル空けてしまう。
というか、最後記憶にありません。
楽しいと勢いに任せて飲むからな、あたし。

なんか朝起きたら、
昨日酔いを醒ますためにジャンクション(1キロくらい先)
まで歩いたの憶えてない?って言われたんだけど

憶 え て ま せ ん

話聞いたら、かなりディープな話をしてるんだけど、
全く記憶にない。記憶にないまま歩いて話して笑ってる自分。
ビリーミリガン?
はっと起きたら、見たことないテントにいて一瞬混乱。
ここどこ?

昔々、大学生の時に中学時代からの友人宅で飲んで
トイレで記憶を失い、
朝起きたらうちの父親がいたことを思い出した。
あれは、後々までかなり恥ずかしかった。

記憶を失うまで飲むとは、相変わらず青春時代続行ですね。(恥)
ま、信頼のおける友人とだからいいんだけど。

誕生日だったしいいか。←私のじゃないし。

今日はそれでもスタッフが重度のマラリアで
ふらふらになっているのに付き合い入院の手続きをし、
ラジオのスタッフもマラリアの疑いがあるなか
他のスタッフはほとんどフィールドにいるので、
給料の支払い、ログプランの作成などで一日ヘロヘロになりながら
働いた。インターネットまたもつながらないし!

そうだったここはマラリア地域なのでした。
現在同じ敷地内のUNHCRのスタッフ3人、
うちのスタッフ2人がマラリア。
4人いるインターナショナルスタッフも
私以外全員マラリアになってるし、カポエタで。
こんなところで二日酔になってる場合ではない。
フラフラのスタッフと一緒にヘロヘロの自分。
体調管理はプロとしての最低ラインでした。
反省。

あ、でもジンはマラリア予防に効くって聞いたんだけれど、本当?


at 23:59|PermalinkComments(8) トモダチ関係 

2006年09月18日

アウトケミカルマテリアル

英語のブログを何度となく書き、挫折している。
今となれば
英語も日本語も同じ量とスピードで書けるのだけれど
(質はともかく)
英語は「匿名性」の観点から、
あんまり日本語で書いてるみたいに
本音爆発!しにくい部分がある。

そんな文句とか悪口とか企業秘密とか書かないけどさ、
自分のこと書いても英語だと世界中の人に
わかられちゃうじゃない?
遠く離れた日本人に、スーダンにいる私の秘密(か?)を知られるのは
まぁよいとして、英語ってのはどうしてもPublicな場所で
本音で語るのには向いていない言葉である。

が、最近私の日本語のブログを
「翻訳サイト」で翻訳して読んでいる人がいる。
そりゃさ、メールの署名のところに書いてあるんだから
誰でもアクセス可能だけれど、
この、翻訳サイト。頭が悪すぎる。
というか、どうしたらこういう翻訳に行き着くのか
全くわからない超爆訳なのだ。
というのも、ま、私の日本語が正しくないというか
語彙の選択が辞書的でないから、というのが最大の
理由だが、翻訳されることをみこして
正しい日本語でブログを書いていたら
このブログの売りである「勢いと味」が殺されてしまうのよ。

たとえば、このブログのタイトル
「消化物展示場@Sudan」
グーグルの翻訳サイトを通すと

Out chemical material display room@Sudan

Out chemical materialってなんやねん困った

消 が アウト
化 が ケミカル
物 が マテリアル

分割しすぎです。
もはや、なにをいいたいのかさっぱりわかりません。
なんか爆発物マニアの裏サイトじゃないんだから。

ということで、毎日英語文を無理がない範囲で
くっつけることにしました。



I've been trying to write English blog, but in vain.
Now that my speed, quantity of english is almost equivalent
to my mother tongue, (leave quality!) but
Engligh is too common to spread my very personal digestion.

Of course, I do not normally speak ill of my friends,
complain or reveal company confidential infomation,
still I am not probably ready to shout to the world of
what I am thinking personally.
I do not mind if my Japanese friends know how I am,
but English....I should be a bit naive with this official
language which anybody can access.

However, I know that there are bunch of my english speaking
friends use "translation site" to peep at my daily confession.
The problem is: this translation site does not have
proper brain to translate my super Japanese.
When I read my "translated site", I have no clue
what I wanted to say.
It is simply because my Japanese is not at all like proper
"textbook type Japanese".
I just picked up the vocaburary at random to fit my feeling.
It confuses them!
Stiil, I am not going to write proper Japanese
in order to be tranlated properly
as energy and taste of my words will be killed.

For example, this title of the blog is
my personal digestion display room@Sudan
but translated site shows

Out chemical material display room@Sudan.

what the hell of out chemical material?困った
It spilited three chinese words and translate respectively
which makes totally non sense.
Sounds like I have some strange scientific interest.

well, so whenever I feel like, and have time.
I do tranlate by myself for my dear English speaking friends.
Come and check out sometimes!




at 23:01|PermalinkComments(4) ワタクシゴト 

2006年09月17日

国際家計簿

私は元来すんごいいいかげんな人間なんだけど
「ぐっときたもの」に関しては
人の5倍のエネルギーが注げる。

たとえばブログ。ま、説明要りませんね。
就寝前の歯磨きとともにほぼ日課。
誰かも言ってたけど、日常普通に生活してて
「あーこれはこういうふうにブログのネタにして
この結論で落とそう」とか脳内でシナリオを書いてる。

で、家計簿。
テントやオフィスは気をつけないとすぐ
ぐちゃぐちゃになってちゃんこ鍋状態になるのだけれど
それはそれで生活はできてる。
人が来て「なんじゃこれ?!」と言われないレベルにはなってる。
が、お金の詳細がぐちゃぐちゃというのは許せないのだ。
いくら使ったか、いくら使うか
ちゃんと把握しときたい。
日本でも気がつかないうちに福沢さんが消え
夏目さんが数人になってることって結構あったけど
「で、何に使ったんだっけ?」に
「ま、いっか」と思えない。
吝嗇ってわけじゃないと思うんだよね
使うべきところで使うのは全く嫌じゃないもの、
だけどちゃんと把握しときたいの。

しかしフィールドに出ちゃうと
お金を使う機会があまりないから
まめにつけないで、何かあるとひょいと使ってしまい、
月末に「家計簿と合わない」困ったということが
ままある。

なんでかっていうとここ
スーダンのくせして、ケニアの通貨を使うのだ。
で、国際機関でもあるので
いろんな取引は当然米ドルだ。
でもって頭痛の種は
「ゲストハウス管理」
アドミがいない今は私が外から客がくると
テントに泊まってもらい
管理費として回収するのだが
これ
宿泊費 大きいテント 一泊12ドル(洗濯サービス付)
    小さいテント 一泊5ドル(同上)
食費  一日     200ケニアシリング

という内訳になってる。
3泊してぽーんと100ドル渡す困ったさんがいるんだよね。
「これで食費も払うよ」って言うんだけど。
「おつりねーんだよ」と言っても
「こっちもねーんだよ」と言われてしまい、
自分の財布から臨時におつりを渡したりしている。
ちゃんと書類つけてるからごっちゃになることは
原則ないんだけど、
ドルで渡して、ケニアシリングで返ってきたり
買い物を頼むためにケニアシリング大きめの渡したら
はした金はスーダンのディナールで返ってきたりするから
月末はお金を左に右にいろいろ移動しなくてはならず
めんどうくさい。

加えて休暇はだいたい外に出るので
クレジット使ったりとか
米ドル両替もするし
カードでおろしたり
ケニアシリングで換えたりもして
一日で国境越えたりすると
いろんな国の通貨が入り混じってる。
アラビア語のコインは
はっきりってどこがどこのかわかんない。

スーダン
モロッコ
エジプト
アラブ首長国連邦
カタール

はっきり国名をコインに書いてほしいよ
(こんなところで要望出しても無駄)

お札はたいていヘロヘロのぼろぼろなんだけど
たまに、価値2000円分だったりするから
粗末に扱えない。

スリランカのお金があったりもするし
なぜか行ってもいないマラウイのコインがあったりする。
なんでだ?

ということで、今日は朝から大雨ということもあり
テントにこもってお金の計算。

たばこの缶ケースに国ごとにまとめた。
もうわけわかんないから何に使ったかはいいや、
今からちゃんとつけよう!
と全て「くりこし」から始める。
ドルとスーダンディナールとケニアシリングで。

という決意をこっちに着てから少なくとももう3回はやってる。
人って思ったより成長しないもんですね、
ってあたしか?!


at 18:42|PermalinkComments(2) 衣食住