2010年04月17日
その女、気まぐれにつき
ばっさりと空気の入れ替えをしなくてはいけないと思い立ち、
過去を全部置き去りにして、ブログを引っ越すことにしました。
ちょうど年度始めだし(←もう17日だというつっこみはおいといて)
今日、思い立ったら絶対やらなければいけない気になって
貴重な土曜日の午後を費やして引越ししました。
換気が必要なのは部屋だけじゃないんだな、うん。
というわけで愛着のもてなかった生き扉ブログは
過去ログとしておいておきますが
エキサイトブログで、お目にかかります。
今までありがとう&これからもよろしく!!
消化物展示場@ソマリア
http://miomiomiom.exblog.jp
2010年04月16日
朝からレバー
ほとんど忘れていたんですがソマリアでは
朝から肉
がスタンダード。卵についてくるベーコンorハムという
副次的な扱いじゃなくてメインコース。
今日朝ダイニングに行ったら
料理人さんがにっこりして
卵 or レバー?
と聞くので、卵andレバーで、とお願いしました。
文字通りのパワー注入食です。
40度超えるこういうとこだと
こんにゃくゼリーで朝食を
走りながらとってる場合じゃないんだよ、本当に。
がっつり座ってもりもり食べる。
パンも食べて、ジュースも飲んで
卵とレバーを食べて、グレープフルーツ丸ごと食べるのが
標準朝食。
朝食を食べる子は成績もよいそうですが
朝ごはんってのは、仕事人にも必須。
朝ごはんを抜くのは、なんのダイエットにもならないしね。
ところで、朝ごはんネタとは全く関係ありませんが
今日、バレーボールのあとに
シャワーを浴びようとしたら
シャワーヘッドが降ってきました。
水の勢いがよかったからなんだけれど、
服部半蔵もびっくりの身のこなしで
シャワーヘッドをよけ
打たれ水よろしくシャワーを浴びました。
なんていうか、体力ってだけじゃなくて
底力というか生命力が鍛えられている気がするここ。
ちなみに5時から6時はCOMPULSARY EXERCISE(強制運動)
(↑ゲストハウスのドアに記載あり、)なので
国連関係者みんなで集まってバレーボールやってます。
ナショナルチーム級の人から、テニスじゃないんだよとつっこみたい
バウンスしてからボールを打つ人、野球かよとつっこみたい
レシーブやサーブがことごとくホームランの人などいろいろいますが
それなりにゲームになってて楽しいです。
私はそれに週3で5キロ走ってます。そのあと瞑想。
そして12時前には消灯な合宿生活です。
2010年04月15日
2010年04月12日
生きサウナ
ソマリア中央部にやってまいりました。
漢字一言でいうと「熱」
とにかく熱いです。暑いんじゃなくて、「熱」
たまごとか外においといたら目玉焼きになるんじゃないかという暑さ。
しかしその上のボサソにいるスタッフは
「ガルカヨ(←私がいるところ)はボサソに比べたらましだよ」
と言うのです。なんでも45度から50度超える日もあって
空から鳥が落ちるんだそうで←ほんまかいな
過去15年雨が降っていないという場所で
とにかく暑いんで、そこに比べたらここは
ちょっとはよいのかもしれない。
それでも40度近いんだけれど。
確かに飛行機の経由で降りたボサソもガルカヨも
思考能力を直撃する太陽の光があって
それで海が近いと湿気があったりするので
生きサウナ
状態。ナイロビでも特に悪くないんだけれど
ソマリアにくると肌の調子がめっちゃよい。
なんでもポジティブな面はあるぞということで。
ダイニングにはACがないので
汗をだらだら流しながらごはんを食べ
ACががんがんきいている中で仕事をし
外に出るときはいろいろかぶんなきゃいけないので
またひとしきり汗をかき、
午後5時には他の国連機関の職員全員集まって
バレーボールという合宿生活。
宿泊所からオフィスまで15秒。
外に出るとがんがん太陽がうなっていて
一期一会で同じ場所に放り込まれた
愉快でやくざな仲間と一緒に仕事をする。
なんていうか首都オフィスの政治的思惑やら陰謀やらに
翻弄(というほどひどいものじゃないか)されたあとに
がーっと太陽消毒されて、自分の仕事の原点に返る、
というのはとてもよいサイクルである気がする。
やっぱり、仕事は現場がいい。
2010年04月10日
ある晴れた土曜日
ということで、本日の夕食は
鮭のムニエル(海塩と粗挽胡椒、白ワインとバターで)
ほうれん草のにんにくゆず胡椒ソテー
ブロッコリーのしょうゆマヨネーズ
白米
味噌汁
これで納豆があれば完璧なのに。
決戦前夜とかイベント前に栄養と気合が必要なときに
やっぱり米ね、米。
パスタとかパンとかもにょもにょしたのは
昼はいいけど、夜はアウト。
モンバサで仕込んできた大きい魚がいろいろあるんだけれど
今は1人だし、解凍するとあとが面倒だから
鮭の切り身を買ったんだけれど
500Ksh(約700円)もして吃驚!
200グラム弱で700円って高~。
モンバサで買った大きな魚やたこはどれも200Kshとか
150Kshだったんだがなぁ。
しかし、食べたものはダイレクトに体と脳に働くわけだから
いいものをちゃんと食べるのはいいことなのだ。
ただ単に腹が膨れればよいのでなくて
体によいなぁと思えるものをちゃんとチョイスする。
友達と朝ごはん食べて、
部屋を徹底的にきれいにして
うさぎ小屋も洗って(ちなみにうさぎがいます)
一週間分の洗濯もして、アイロンもして
5キロ走ったし、ちゃんと夕食も作って
とても充実した土曜日でした。
これからパッキングだー。
2010年04月09日
日本人社会
考えたら、私一般的にケニアで日本人の友達が
とっても少ないことに気がついた。
それは別に昔の高校の留学時代のように
「日本人だけでつるむなんてねー」とつっぱっているからでなく
日本人が嫌いだから、というわけでもなく
人並みかもしかしたらそれ以上に愛国心はもちつつも
特に日本人を探し出して仲良くなることをしていない今日この頃。
別にそれで困らないからいいっていえばいいんだけれど。
普通に仕事がらみで大使館関係者に会ったり
同業者で集まってたまにごはん食べたりはするけれど
もはや、国籍を意識した人間関係を構築していないので
結果日本人とつきあってないというのが理由。
携帯に登録している日本人で同業者じゃない友達って3人だけ。
しかし彼女(←友達)の話をきいていると
私もちょっとは日本人社会に顔を出しておいたほうがいいかね?
という気はしなくもない。駐在員の奥様の集まりとか
育ち盛りの子供がわさわさわしてそうな日本人会とか
そういうの、今の自分の生活圏に全く入ってないから
顔を出しても、何をしゃべればよいのだ?という気持ちが50%
しかし、同世代からその上その下の日本社会から
完全に隔絶して生きなくてもよかろうぞ、という気もするのが50%。
みおさーん、実家から芋送ってきたんですけどどうぞ、
とかいう近所づきあいはちょっと憧れる。
まぁケニアの日本人同士がそういうつきあいをしているかは
謎なんだけれど。
しかし駐在員の妻な人たちと
独女で妙齢でばりばり働いている私のような人種は
実は年代的にそんなに変わらなかったりもするのに
どこかで、相容れない壁があるような気がしなくもない
ということを以前の日本人の集まりで感じたことは事実。
なんていうか、お互いに「合わないだろうなー」という
うさんくささという警戒心があるのかもしれない
別に「女性の自立」について語ろうとか思ってないんだけれど、
でもだんなと子供の話をされても困りそうとか。
女同士でも、ガールズトークとは質が違う会話。
同年代かも?と思われる奥様に
「あらーソマリアにいらっしゃる方というから
どんな方かとおもったらかわいらしい方でびっくりいたしました」とか
言われたときは、どう返すのがよいのだろう。
こういう、日本社交界(?)なマナーをしなやかにつけておいたほうが
いいのではないか、と思う最近のワタクシ。
なんていうか国際社会にばりばり生きる女ってのは
怖いわけでないし、
どなたもそんなに鼻っぷしの強い人ばかりでないということを
アピールしなくては(アピールという時点でやばいか)
というか、どんな環境で、何をやっている人とも
ちゃんと人間関係を作れるしなやかさをもっておきたい。
というわけで、私と違って日本人社会にもちゃんと根をはって
ばりばり働いている彼女の話はとっても面白かった。
いやーやっぱりさ、なんだかんだいって
がんばっている女の子と話すのは面白いよね。
仕事だけじゃなくて、生きること全般に。
2010年04月05日
ジャック・マイヨールになる
Good Friday、土曜日、日曜日、Good monday
というわけでたっぷりロングなお得週末。
同居人兼ボディガードのユスフと
栄養専門のフランス人マークと3人で
ワシニ島に行ってきましたー
ハイライトはやっぱりワシニ島。
ダイビングのライセンスをもっているのは
私とマークだけだったんだけれど
ガイドと3人でもぐること45分、
いるかの群れに遭遇すること実に5回。
それもね、すごいのが
あ、いるかがいる!とわかって遠くからでも
指パチンすると、いるかが「お、それはなんだろー」と思って
寄ってくるんですね、好奇心旺盛な生き物だから。
で、逃げないでしばらくまわりにいてくれる。
もう、嬉しくて嬉しくているかとぐるぐる泳いじゃいました。
本当に至近距離で、顔の表情なんかもばっちりわかるんだけど
寸でのところで触らせてはもらえないの。
でも私が追いかけるとわーと逃げて
で、また急旋回してぐるーっと戻ってくる
そして私を追いかけるように、
10頭くらいのくじらとおいかけっこするのです。
ちびくろサンボに出てくるトラがぐるぐる木の周りをまわって
バターになってしまうように、私といるかが
くるくると、くるくると。
ガイドに「すごい勢いで泳いでたね。いるかと同化してたよ」と
言われました。なんでも、ジーっと立ち止まって
指を鳴らしているだけでいるかはよってくるみたいですが。
真空間(音の聞こえない)の水の中で
やわらかい表情をしたいるかと一緒に泳ぐ数分間。
強い太陽が水に差し込んで大きな光にわーっと包まれる
至福のときでした。
笑いが止まらないというか、こみあげるような興奮が湧き出てきて
酸素の消費が早い早い!
水もきれいで、カラフルな生命体がたくさんいる海の中。
ダイビングやっててよかった~!
船でワシニ島まで行って
山盛りのゆでガニを食べ(せっかくの
まいしょうゆを忘れてしまった!!不覚!)
大きな魚とココナッツライスでおなかがいっぱいー
大きな夕陽をみながらシモニに帰って
ビーチコテージに宿泊です。
空一面の星をみながら(エコロッジだから、あかりが
ランプなの)ワインを飲み更けていく夜。
友と海と太陽。いるかとカニとしょうゆ。
人生に必要なものはごくごくシンプル(でもいっぱいある)
素敵な休日でした。
・・・でも相当焼けました。
美白と楽しい人生はなかなか両立しにくい。
2010年04月04日
うに捕獲計画
カヌーが借りられたので
海の真ん中までカヌーで漕ぎ出してみる。
水の透明度が半端じゃなくて
イースターだから人も多いかと思ったけれど
ビーチに出たら、ほんのまばら。
空も青くて広くて、風も気持ちのよい
天国に近い楽園さながら。
そしてビーチの真ん中でカヌーから飛び降りて
ユスフ一言
「あ、俺今、ウニ踏んだわ」
で、バランスを崩して倒れたところにまたウニが。
足の裏の3本のウニのとげと
中指と人差し指に生々し~いとげが!
ミオ「もう帰る?」
ユスフ「いや、帰んない。このウニ食べられるかなぁ。
みてみ、すごいたくさんウニいるよ」
・・・生存能力たくましいエジプト人!
水の中を覗くと、何百というウニの大群があって
どれもこれも拳骨2つ分以上の見事の大きさ。
とりあえず、昼ごはん前だし
うにをつかむ道具もないので、一旦ホテルに戻ることにする。
そしてうにリサーチ開始。
働いているケニア人に聞くと
「僕たちはウニは食べないんだ。
これはイタリア人しか食べないよ」と。
で、イタリア人のホテルオーナーに聞くと
「ケニアでは食べたことないけれど、
地中海ではこれよりずいぶん小さなウニを食べたよ。
でもメスのウニしか食べなかったよ」
・・・ウニに男と女があるの初めて知ったぞ
タクシーの運ちゃんに聞いたら
「ケニア人は食べないね、これは中国人しか食べないよ」
・・・日本人も食べますけど・・・
で、エジプト人のユスフも、フランス人のマークも
日本人の私も ウニを食べるので
「では挑戦してみようぞ」
ということで、3人でバケツを借りて、スーパーで
持つとこのついたザル(パスタ用?)と
大きな肉バサミ(BBQ用?)を購入し
バケツとザルと挟みをもって海に入る
エジプトフランス日本チームの図
しかし、もう満ち潮で、海の透明度がた落ち
というか、砂でまっしろでうにがみつけられませんでした。
せっかくザルとはさみを買ったというのに・・・
そしてそのまま台所用品もって海からでてくるまぬけの図
他の観光客に写真とられてたしね、うちら。
しかしこのウニ、食べられたら相当おいしいとみた。
大きくてUntouched.
ウニのパスタとかおいしそうね。
日本人の私としてはしょうゆとわざびでオーソドックスに
いただきたいところ。
次の日は海洋公園内で捕り物禁止だったのと
海自体にウニをみつけられなかったんだけれど、
次回モンバサ来襲の際は、パスタザルと肉はさみ持参で!!
2010年04月01日
次はハイチ!
でもうそっぽくないのが残念~
微妙にリアル。なんでもありな私の業界、私の人生。
しかし、道すじをちゃんとたててればありえなくない
ローマ勤務とか、バンコク勤務とか
そういうオプションのほうがありえなさそうなマイ人生設計。
いや、別に反省してるわけじゃないけど。
それだといかにも4月1日~って感じじゃない?(ポイントはそこか)
というわけで、
次の赴任地が決まる時期です。これはホントです。
本日、Reassignment notification(赴任地通知)が来ました。
ソマリア ブアレ
・・・Stay onです(継続勤務)。
今までの成果が評価されて!!というよりは
もしかしてまた戻ることがあるかもわからんけど
全く右も左もわからんやつよりは
とりあえず今は何もわからん状態だから
こいつでいいか、という消極オプションとみました。
まぁブアレに戻る道が完全抹殺されなかっただけで
よかったといわなければ。
しかし今は仕事的には蛇の生殺しで
宝の持ち腐れで能ある鷹は爪を隠すというか
隔靴掻痒というか、頭隠して尻隠さずっていうか
とにかくまぁこう山のようにそびえる問題を前にして
がつんと仕事ができない歯がゆい状況なんですわ。
ゴーヤチャンプルー食べれて、馬乗って、
週末は海なんか行っちゃうわけだから
文句はないけれど、
なんていうか楽しいだけの人生はおもろうない。
ついにフィールドか!と思ったら
飛行機、エンジン故障で飛ばないし。もー
というわけで、物事が動かないときにじたばたしても
仕方がないので、今週末からのイースターは
ケニアの海で、もぐって、泳いで、本読んで、
でかいカニにたらふく食べてこようと思います。
あ、あと、車が届くんだわ。モンバサの港に。
飛行機で行って、車で颯爽と帰ってくる、という
そういうプランです。
ハイチでもイラクでも
行けっていうなら喜んでいくのに←実はそんなに多くない
ナイロビにいろっていうんだから
しょうがないわねー楽しまなきゃ!
休暇が終わって、次の週からは
上級救急法講習で、高級ホテルで一週間缶詰です。
いいのかなぁこんな恵まれた生活で。
2010年03月27日
パキスタン帰ソマリア直帰
パキスタンから帰ってきました。
来週にはソマリアに帰ります。
はて、私はどこに所属しているんだ・・・
アメリカでビザ申請したり
日本でお見合いするには
書類選考であっさりはねられそうな経歴(?)ですが
経験値が増えてどんどんグレイドアップしていくっていうのが
ワクワクするよね。ドラクエじゃないけれど、
世界はまだまだ広い広い。
やるべきこと、やりたいことがたくさんある。
というわけで木曜日に帰ってきて次の出張話。
南には帰れませんが、
上司に呼ばれて
「ソマリア中央部の国内避難民の栄養失調状態が深刻なんだ。
他の国連機関もほとんど入れてないんだけれど、
Would you like to deal with it(やってみる)?」
「待ってました」なこの言葉。
ナイロビで馬に乗っておいしいものを食べて
冷たいビールを飲む生活に文句はありませんが、
やっぱり現場にいさせてもらわないと。
というわけで今週末はUnpackしてPackして
写真Downloadして(一緒に行った友達のも合わせて1000枚近くある)
3月末でいなくなる友達の送別会をホストして、
それからパキスタン報告ブログも書くつもり。